ローコストインデックスファンドに関する個人的な希望的観測
超ローコストインデックスファンドに対する不安の一つとして、これでは儲からなくて、供給側はこけちゃうんじゃないの?というのがあります。
これに対して、私、いくつか希望的観測をもっています。
その1 規模が大きくなりファンド自体で回収できるようになる。
バンガードモデルとでも言いましょうか、ファンドの大きさが、1兆円 10兆円となれば、0.1%の信託報酬が、10億円、100億円になります。ファンドの統廃合とインデックスファンド市場の拡大の相乗効果に期待。
国産ファンドは、まだまだ、ほど遠い状態にも思えます。たしかに、たかだか500兆円の東証一部市場では、難しそうですが、投資家の視線は、はるかにパイの大きい海外に向かっていますので、ここでどこまで日本の金融資産がプレゼンスを発揮できるかにかかっています。
その2 健全なリスクプレミアムが得られる時代が来る。
ローコストインデックスファンドが呼び水となって、金融資産が株式に向かったとするなら、株式市場全体のプレミアムにも好影響するはずです。つまり、ローコストファンドを抱える金融機関も別なところで恩恵を受け、仮にインデックスファンドでの収益が少なくても、他で稼げる。
みんながインデックスファンドばかり買うようになる心配は、たぶんなく、アクティブ投資家は主流であり続けるはずなので、インデックス投資家もアクティブ投資家も万々歳。リスクプレミアムの機能が健全に働き、リスクを取らなかった人だけが涙する。そんなシナリオです。
というわけで、未来は、おめでたくも明るいと信じてます。ローコストよ、永遠なれ。
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