フィフティーズ・バッシング
日経ビジネス 2016.08.08・15合併号 No.1853の記事です。
要約すると、
- 1957-1966年生まれを「ゆでガエル世代」と名付ける。
- この世代は、「団塊世代」と、「団塊Jr世代」にはさまれた「JJ ポパイ世代」「新人類世代」
- 「ゆでガエル」のゆえんは、変化について行けていないということ。
- もっと、がんばれ。
となります。
「変化について行けない」のか「変化の荒波にさらされた」のか、人によって見方が異なるところではあります。
この「ゆでガエル」と言う言葉も、先日取り上げた「ちゃりんちゃりん」と同じで10年以上前によく使われていた「オヤジ用語」と言えましょう。
それは、さておき、私の見方を書きますと、この世代の特徴は、文化や時代の流れだけではなく、人口動態で見て「団塊世代」と「団塊Jr世代」の狭間の「人口が少ない世代」であるということです。
現代日本のフィフティーズは、
サイレント・マイノリティ
なのです。
年金が65歳からになったのも、この世代から。
多数決論理では負けてしまう戦後最初の世代であることを意識しなければ行けません。(団塊Jr世代の下の、アラサー世代(記事では「サトリ世代」)の未来の傾向を示している可能性があります。)
さて、こんな状況を踏まえて、我らが50代、ひいては、その下の世代がすべきことは、何でしょうか? しつこいようですが、マイノリティなのですから、数では勝てません。
私、個人の選択肢は、
アクティブ・セミリタイヤーになる。
でした。
投資はパッシブだけど人生はアクティブ。
日経ビジネスごときに、評論も揶揄もされない存在になるしかありません。そういう気持ちが、ブログからにじみ出ていたせいなのか、いつしか「仙人」と呼ばれるようになっていったのでした。
50代に限らず、これから増えるであろうマイノリティ世代のみなさんは、これからも政府が打ち出してくるはずの「選挙の影響力の低い世代に向けた政策変化」に対抗していく必要があります。
そんな新人生観創出世代としてのポイントは、
- 資金(年金、金融資産、その他環境・・・)
- 若い世代との接点
です。
特に2番目。
「ゆでガエル」世代は、日経ビジネスを読んで吸収すると言うより、日経ビジネスに書いていないことを編み出して行くべきだということを痛感させられた、今回の記事でした。
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