幸せについて考える(1)
朝日新聞さんに、「男はつらいの?:上 会社の呪縛、お酌も「仕事」」という記事があって、そこに就業状態別「幸福度」の図がありました。同記事の図によると、男女共同参画白書(14年度版)となっていますが、ソースを追いかけてみたところ、こちらの図が元のようで、平成22年の調査と書いてあります。
それはさておき、このデータをネタに、何回かに分けて、幸福について考えてみたいと思います。
まずは、グラフです。
この図を見ると、女性の方が幸せに感じているみたい、やっぱり「男はつらい」なのかな、となります・・・・・・・が、どっこい、そういう方向に誘導するのは真っ向から避け、これは、もともと「幸せの感度に男女差があるだけ」「女性は、男性よりも幸せに感じやすいポジティブな特性を持っている」という私独自の仮説を採用してみます。
その分を大胆不敵に補正してみます。補正の論理は以下。
- まだ社会の荒波にもまれていない「学生時代」に着眼。
- このころは、男女の幸せ度は実は同じであった。答え方の感度差が出ているに過ぎないとする。
- 単純計算で「学生時代」、男性は、女性の70%ぐらい幸せと感じている。
- この割合で全割合を補正。
以上により、強引に正規化した結果が下図です。
こうしてみると、ぐっと、男女間の差がなくなったかに見えて、いくつかの特徴が見えやすくなります。以下は、補正しなくてもわかる話ですが、
- 女性は主婦。男性は正規雇用者、の幸福度が高い。
- 退職したときは、女性の方が幸福度が高い。
- 女性は、正規雇用者と非正規雇用者の幸福度の差があまりない。むしろ、非正規雇用者の方が、微妙に高い。(この辺は、ある種の人にとっては、やや不都合な事実かも)
というようなことも傾向としてわかります。
数字は、いろいろな読み方があって楽しいですね。
さて、本エントリーでは、ジェンダーフリーな話をしたいわけでは全くなく、ずばり、幸せに生きるにはどうすればいいか、ということ、つまり、早い話が、
私が仙人生活をエンジョイするにはどういう選択があるのか?
をこのネタを使って考えるという私的な興味がテーマです。(長くなったので、久しぶりに続く。)
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