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2016年8月 2日 (火)

分散投資の死角

さて、私は、分散投資をしていますが、ひとつ弱点があります。

外債投資をしていないため、世界分散投資におけるリスクの基本要素である、「為替」と「株価(インフレ)」の組合せ、

  1. 円高・株高
  2. 円安・株高
  3. 円高・株安
  4. 円安・株安

のうちの4番目。これに弱いのです。(ご参考エントリー:外国債券クラスを組み込まない場合のリスク

これに対するついては、次のように私は考えていました。

(1)同じ状態は続かない。

(2)「円安・株安」は、株の仕込み時期である。

時間分散の考え方を併用しているわけです。

ただ、この考え方は、資産形成期には、いいのですが、資産活用期(65歳を超えるリタイヤ世代)には、残り時間が少ないため通用しないかも、というのがあります。

外国債券クラスは、為替ヘッジありの超ローコスト商品であれば、組み込んでもいいという考えを持ってはいます。ただ、上記、4番目の対応となると、むしろ為替ヘッジなし、いっそ、ドルやユーロのキャッシュポジションとかMMFでいいじゃんという考え方もたしかに出てきます。

うーん、悩ましい。

もうすこし、歳を取ってから考えよう。

ところで、上記、4つの組合せのうち、私がひそかに願っている組合せは、円高・株高の組合せです。

円高と言うことは、いろいろな原材料や付加価値の低い物資が、安く買える。そういう中での株高と言うことは、日本国内の賃金が上がることで付加価値の高いサービスの価格が上昇しインフレになる、そんな状態ではないかと想像しています。

かつての米国のように、

 円高が国益である。

といえるようになっていって欲しい。 であれば、日本株を買う甲斐もあるというものです。

 

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コメント

「思い立ったが吉日」
オークは外国債券ヘッジなしの支持派です。為替リスクは受け入れる。円高時に外国債券を買い入れれば、ある程度リスクを避けられる。超円高時「外債不要論」が話題だった頃、意識して外債ヘッジなしを多目に仕込みました。この先の日本を想像すると、人口動態、財政状態、金融抑制、賃金抑制、景気沈滞、不気味な国債バブル、日本債券クラスの将来は明るいとは言えません。ドル100円前後の為替レートはニュートラルな時期です。為替レートの様子を見ながらアロケーションを変化させる時期なのかもしれません。

投稿: オークX32 | 2016年8月 2日 (火) 08時59分

オークX32様
 コメントありがとうございます。
 私自身は、基本、外国債券については為替ヘッジありを支持してます。
 以上です(笑)。

投稿: NightWalkeri | 2016年8月 2日 (火) 22時46分

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