分散投資の死角
さて、私は、分散投資をしていますが、ひとつ弱点があります。
外債投資をしていないため、世界分散投資におけるリスクの基本要素である、「為替」と「株価(インフレ)」の組合せ、
- 円高・株高
- 円安・株高
- 円高・株安
- 円安・株安
のうちの4番目。これに弱いのです。(ご参考エントリー:外国債券クラスを組み込まない場合のリスク)
これに対するついては、次のように私は考えていました。
(1)同じ状態は続かない。
(2)「円安・株安」は、株の仕込み時期である。
時間分散の考え方を併用しているわけです。
ただ、この考え方は、資産形成期には、いいのですが、資産活用期(65歳を超えるリタイヤ世代)には、残り時間が少ないため通用しないかも、というのがあります。
外国債券クラスは、為替ヘッジありの超ローコスト商品であれば、組み込んでもいいという考えを持ってはいます。ただ、上記、4番目の対応となると、むしろ為替ヘッジなし、いっそ、ドルやユーロのキャッシュポジションとかMMFでいいじゃんという考え方もたしかに出てきます。
うーん、悩ましい。
もうすこし、歳を取ってから考えよう。
ところで、上記、4つの組合せのうち、私がひそかに願っている組合せは、円高・株高の組合せです。
円高と言うことは、いろいろな原材料や付加価値の低い物資が、安く買える。そういう中での株高と言うことは、日本国内の賃金が上がることで付加価値の高いサービスの価格が上昇しインフレになる、そんな状態ではないかと想像しています。
かつての米国のように、
円高が国益である。
といえるようになっていって欲しい。 であれば、日本株を買う甲斐もあるというものです。
コメント
「思い立ったが吉日」
オークは外国債券ヘッジなしの支持派です。為替リスクは受け入れる。円高時に外国債券を買い入れれば、ある程度リスクを避けられる。超円高時「外債不要論」が話題だった頃、意識して外債ヘッジなしを多目に仕込みました。この先の日本を想像すると、人口動態、財政状態、金融抑制、賃金抑制、景気沈滞、不気味な国債バブル、日本債券クラスの将来は明るいとは言えません。ドル100円前後の為替レートはニュートラルな時期です。為替レートの様子を見ながらアロケーションを変化させる時期なのかもしれません。
投稿: オークX32 | 2016年8月 2日 (火) 08時59分
オークX32様
コメントありがとうございます。
私自身は、基本、外国債券については為替ヘッジありを支持してます。
以上です(笑)。
投稿: NightWalkeri | 2016年8月 2日 (火) 22時46分