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2016年7月27日 (水)

わたしはなぜ直販投信を買わなくなってしまったのか?

かつての私は、基本的に直販投信を推していました。遡れば、15年以上前に買ったさわかみファンドに始まります。しかし、今は持っていません。

古くからの読者のみなさまは、ご存じと思いますが、その理由は、

 口座を減らしたかった。

この一点につきます。

それは、リタイヤの時期がだんだんと迫ってくるにつれ、口座管理が難しくなるだろうという予感がなせるワザだったのかも。(まさか、セミリタイヤするとは思っていませんでしたが)

で、今は、直販投信に対してどういう考えているかというと・・・

 やっぱり期待しています。

私の妻は、セゾン一筋ですし。

どんな期待かと言いますと、それは、以下の2点です。

(1)直販だからこそできるはずのローコスト

直販投資の信託報酬は安く出来るはずです。販売会社分のコストを浮かせることが出来るからです。

希望は、バンガードに限りなく近いコストレベル。

ただ、現在は、残念ながら、その希望をかなえられそうな規模に我が国の直販投信は達してません。というか、達したと思ったさわかみさんにして・・・ですから。もし、資産総額2000億を超えた当たりで信託報酬を低減してたら、今の倍の資金が集まってた気がします。思えば惜しいことをしたものです。

セゾンさんには、妻も買っているし、期待しているのですが、FOFと言う構造からどう脱却するかが、資産が積み上がって来るに従って課題となると私は思います。

仮にですけど、資産総額が1兆円超えたらFOFは、あんまりじゃないかと(^^;)。

(2)ブティック・ファンドとしての個性

大手運用会社のファンドでは出来ない個性を持ったファンドに魅力を感じる人がいるのは、大いにうなづけます。

こちらの路線の方は、数は少ないものの成功しているように思います。

よく、信者が集まっていると揶揄されることもありますが、株式投資とは、そもそも、その会社なり、ファンドマネージャなり、その運用方針なり、世界全体の市場なりを信じることで成立します。

株式投資家とは、何かの考え方の信者なのです。

余談ですが、こちらのタイプのファンドにFOFは最初からあり得ないと私は考えています。自ら個別銘柄を見なくてどうするっ。

というわけで、仙人となった今も「直販投信は保有してないくせにアンチ派ではない」私でした。


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