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2016年7月10日 (日)

GPIFのポートフォリオの基本データを見てみる 2016/7

GPIFが使っている、各資産クラスの期待リターンとリスク、資産間の相関係数、といった基本データ。インデックス投資家も参考にしている方がけっこう多いのではないでしょうか。

投資の裾野が広がったこともあって(もちろんいいことです)、こういうデータを今まで見たことがない、考えたこともないという方も、増えてきたように思います。私も、最近はどういう数字を使っているかわからなくなっていたので、久しぶりに見てみます。

最近のGPIFの期待リターンとリスク

ソースはこちら。GPIFさんは、定期的に見直しています。期待リターンは、経済中位ケースのところだと、以下の通り。

  • 国内債券 期待リターン-0.4% リスク4.7%
  • 短期資産   期待リターン-1.6% リスク0.5%
  • 国内株式 期待リターン3.2% リスク25.1%
  • 外国債券 期待リターン0.9% リスク12.6%
  • 外国株式 期待リターン3.6% リスク27.3%

国内債券(長期金利)の期待リターンは、低いですね。だいぶ前は、もう少し、大きく見ていた記憶があるので、実態にあってきていると言うことなのかな?

長期金利は、期待リターンを考えるときのベースになっています。リターン=長期金利+プレミアム。この考え方は、とても大事です。株式の期待リターンにも関係しちゃうのです。

分散効果を見るには相関係数が重要

リスクリターンの推計を見ると、

  • 国内株式と外国株式、期待リターンとリスクがほぼ同じ。だったら、どっちかでいいじゃん
  • 国内債券と外国債券に至っては、期待リターンは、ほぼ一緒でリスクは外国債券の方が大きい。だったら、国内債券だけでいいじゃん。

と思われるかもしれませんが、ここが大事なところで、分散効果を期待しているのですね。相関係数というところです。

相関係数 国内債券 国内株式 外国債券 外国株式
国内債券 1.00      
国内株式 -0.23 1.00    
外国債券 -0.04 0.06 1.00  
外国株式 -0.09 0.66 0.55 1.00

特に国内債券と他の資産の間の相関関係が低いことが見て取れます。国内債券は重要です。

その他も、相関係数が”1”ではないので、分散効果はあります。

表中、残念ながら、完全な逆相関はありません。この世の知られざる世界に存在するかもしれませんが、あった場合、こっそり、教えて下さい。(逆相関の期待リターンプラスの資産同士を組み合わせるとリスクゼロで期待リターンが得られるというありがたい関係です。)

最後に

これらのデータは、未来のリターンでも、未来のリスクでも、未来の相関係数でもなく、あくまで参考に過ぎないので注意しましょう、というのが、足かけ11年やっている当ブログの初期の数年の間に、いろいろ計算して、「体感」した私の結論です。

現在の年金は、改変を重ね、今現在、「概ね100年間で財政均衡を図るという考え方(有限均衡方式)に立ち、財政均衡期間の終了時に給付費1年分程度を保有するという方式」という、なんだか気の遠くなるような考え方です。今、生まれちゃっている人の分はなんとかなるように努力するけど、そこから先は、今、生きている人が改善してね。ということと勝手に理解しています。

これらの数値は、この100年の間にも、環境の変化により、何度も見直しがあることでしょう。

ポートフォリオは、理論を参考にしながら、自分の感性で決めるしかありません。あくまで、ご参考です。しかし、

 なぜ、分散投資がいい感じなのか?

これを先人の知恵に学び、理解しておくことは、けっして、悪いことではありません。こういう、基礎知識は、概念としては、けっして難しいものではないのです。(計算そのものはややこしく、引用した資料も何だかよくわかりませんよね(^^;)。)

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