相場急落時に確認すべきこと 2016/6
このテーマ、永遠のテーマなのですが、あらためて、これまで書いてきたことを思い出しつつ確認してみます。
その1 ポートフォリオをチェックする
ポイントは、全体に対するリスク資産の比率を見ることです。たいして変化がないことに気がつくはずです。
その2 リスク資産の比率は適切か?
リスク許容度を見る重要なチャンスです。リスク資産の比率に正解はありません。どんなえらい先生が言おうが、訳知り顔のブロガーが言おうが、あなたの感性が重要です。
自分の感性に適した比率になっているか、こういう時こそ見て見ましょう。
その3 後は、行動あるのみ、ドルコスト、コツコツ投資です。
長い旅の途中なのです。ここでやめては始まりません。
ちょっと前のエントリーで、予想された危機が訪れた場合の準備を書いたばかりですが、何度でも書いちゃうのです。
継続こそ我が力。ともに歩みましょう。
ここまでは、いつも通り。適切なリスクを取っているみなさまには、「そんなことわかってるよ〜」というお話でした。
今回は、最近は、あまり書かない話を書きます。それは、この本からの引用です。
第三の公理
船が沈み始めたら祈るな。飛び込め。
この本は、トレーディング型の投資の本で、「分散投資の誘惑に負けないこと(第二の公理)」なんて、書いてあって、なかなか、刺激的なのですが、この第三の公理については、以前から一理あると思ってます。
それは、バイアンドホールドであっても、インデックス投資であっても、リスクを極端に取り過ぎていた場合、あるいは極端に間違った方向に投資をしていた場合です。この場合は、沈んでしまう前に飛び込んで、生き延びることが必要です。
ただし、ルールがあります。船が半分沈んでからでは遅く、沈みそうになったら飛び込まなくてはいけません。もちろん被害甚大ですが、沈んでしまうよりはましです。
ものすごい感性が必要です。
みなさまにおかれましては、このような事態にならないように、十分なリスクマージンを取って、自分のポートフォリオの設計をすることをオススメします。
英国もある意味、飛び降りたんですかね。神のみぞ知る、です。
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