日本の国富 1994-2014
内閣府のサイトに国民経済計算確報というのがあります。(こちらのストック編の最初の表)これを見ると、国富の推移がわかります。
我が国は借金を増やしているというイメージがありますが、大丈夫なんでしょうか?
ずいぶん前にエントリーを書いたのですが、そのときとは計算の基準が変わっているみたいで、今回は、1994年からの推移になります。
日本は、2014年度末で 3109兆円もの国富があるんですね。
大きな流れで言うと、
- 1990年のバブル崩壊以降、国富はどんどん減っていった。(不動産の下落が大きい)
- 1995年頃から持ち直すかと思ったら1998年からどんどん下落。
- 2004年頃を底に増えだした。
- リーマンショックでまたしても下がっていったが、2012年頃からまた増えだした。
こんなストーリーです。国富というのは、資産から借金を引いたもので、
期末資産 ー 負債
と言う定義です。これがどう推移してきたかというと、
負債は増加傾向にあるのですが、期末資産もそれに寄り添うように変動しているのですね。
金は天下の回りもの
誰かの借金があるから全体の資産があるということなんでしょうか。
消費税は、1989年に3%新登場 1997年に5% 2014年に8%と上がってきました。
ちなみに、1997年の消費税アップの時には、その翌年から、国富は減少し続けております。これは、消費税アップではなく、上がりすぎた不動産価格の調整だったとも言われているようなので2014年のアップは大丈夫だと思う、というか大丈夫と祈りたいところです。
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