高齢者が気をつけるべき商品
昨日はフレッシュなみなさまに向けたメッセージでしたが、本日は、シニアなみなさまへのメッセージ。
高齢者が気をつけるべき商品とは、どういうものでしょうか?
それは、次の二つです。
(1)複雑怪奇な商品
(2)高コストな商品
(1)は、仕組み債とか、3階建て4階建てとか、もはや、説明不能な商品。
(2)は、たとえば、
- ラップ口座のように「お任せ」といわれて、任せておくと毎年2%くらい目減りしていく商品。
- 高配当インカムといいつつ信託報酬が2%ぐらいあって高配当が台無しになる商品。
などです。
投資について全くわからない方より、妙に自信があったり、妙にリッチな方が危険な感じがします。
ラップ型投信は、最近安いのもあるとのことですが、私にはシンプルなバランスファンドの方が魅力的に映ります。一昨日取り上げた、三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)などは、信託報酬率が税抜0.22%です。
リタイヤ世代に向いた商品は、やっぱり、
- 手堅く個人向け国債
- 普通の株式を分散して持つか、インデックスファンド(ETF含む)、ローコストのバランスファンドを全資産の2〜3割程度
っていうところではないでしょうか。
配当に着眼した資産作りは、ありだと思いますが、保有コストを下げるには、やはり現物株かETF。
ものすごくお金持ちの場合は、すでにビルオーナーだったり、金の延べ棒を密かにお持ちかもしれませんが、こういう方は当ブログごときが心配する必要はないので、省きます。
当ブログは、アラフォーからアラシス(アラカン)くらいまでの方が読者層で、オーバー65歳の方はほとんどお読みではありません。若い世代のみなさまには、ぜひ、ご両親、ご親戚のみなさまにお伝えくださいますよう、お願い申し上げます。
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