キャリアダウンという選択
「ダウンシフト」、つまり、人生の「減速」というのは、どういうことなのか?減速したら何もしなくなるのか?「ダウンシフト私の場合」というのが、今後、当ブログのテーマのひとつになると思いますが、今回は、キャリアダウン、お仕事の話。
- 今までの仕事を積み上げていって成長する。
- 所得が成長する。
というのが考え方の軸にあると思います。成長はわずかでも良いですし、毎年成長でなくてもよく、「10年前と比べてどうかな?」程度。ここでいう成長とは、資産形成と似た「連続性」のある事象です。
一般論になりますが、U40、アラフォーまでは、とりあえず、上昇志向を目指すべきかなあ。これからキャリアダウンの話をするのですが、とりあえず、少しは成長しとかないと、「下げしろ」がなくなります。
さてさて、そんなアラフォー時代を乗り切って、アラフィフが近くなってきたくらいからは、ちょっと、雲行きがあやしくなってきます。
そんなときは、キャリアダウンという方向をひとつの選択肢として「積極的に」考えても良いのではないでしょうか?
サラリーマンは、ある程度の年齢になると、管理職であれば、役職定年や出向、転勤を伴う配置換え。管理職じゃなくても出向や転勤を伴う配置換え。
これらの多くは、消極的かつ受動的に起こります。そして多くの方が、これがサラリーマン人生によくある試練と思ってけなげに立ち向かうわけです。
しかし、試練には良い試練と悪い試練があります。
もし、それが悪い試練と感じた場合、キャリアダウンを積極的かつ能動的に選んでも良いのではないでしょうか?「非連続」な人生を自分で選べば、キャリアアップ=成長という呪縛から放たれます。
私の定義では、自由とは、
- 自分自身に命令することのできる状態
です。
サラリーマンでも自由な人もいるし、社長やビルオーナーであっても自由じゃない人もいます。
どうせなら、自分で選ぶ。
であれば、一見キャリアダウンであっても、それはレベルダウンではないのです。
再修行中の私ですが、当然、楽なサラリーマン生活というモノが存在するわけではありません。ですが、「(ファイナンシャル・インディペンデンスな今となってはお金の心配は少ないので)いつでも辞めていい」という心の状態でいると、「もう辞めてやる〜」という心の声よりも、
- 知らない世界を知りたい
と言う好奇心の方が今のところ勝ってます。
つまり、積極的キャリアダウンを選ぶことと、資産形成は大きく関係します。ここは「非連続」ではなく「連続」なのですね。
ネットや本では、経験できないことを知ることができます。しかし、ネットや本では知りにくいリアル体験に基づく情報というのも人間には生涯必要です。
そういう情報を得るために、キャリアアップではなく、積極的キャリアダウンを利用するのも一つの方法なのかな、と思う今日この頃でした。
<余談>
一生キャリアアップを目指している人もいますねー。いろんな意味で。
世の中は、いつだって、いまだ絶賛大活躍中のオーバー70やオーバー80、果てはオーバー90の会長さんや役員さんが大騒ぎして、U60の社長さんの進退がどうしたのあーだこーだのという話にあふれています。
そんな中、働いても65歳くらいまでと考える仙人生活指向の戯言でした。
コメント
経済的自由を得ると労働も趣味に変わりますね、これは実体験しないとわからんと思いますが。ちょっと遊びに行くような気分
投稿: たんちん | 2016年4月11日 (月) 08時50分
たんちん様
コメントありがとうございます。
未経験業種なんで残念ながら、そこまではいけてません(^^;)
投稿: NightWalker | 2016年4月12日 (火) 22時57分