セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドと世界経済インデックスファンドの比較 2016/4
さて、当ブログでは、よく登場する「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」ですが、「世界経済インデックスファンド」を取り上げたことがないなあ、ということで、さくっと比較してみます。
ご存じのように、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドと世界経済インデックスファンドは、よく似たファンドです。
- 世界の株式と債券に分散している。
- 株式と債券の比率は、50:50である。
- コストも、セゾンが年0.69%±0.03%(税込/概算)、世界経済IFが、実質コストで0.70%とほぼ同等。
よく似ていますね。
大きな違いは、新興国の比率です。
- セゾンが「株式5%程度(時価総額比)、債券なし」なのに対し、世界経済IFは「株式17.5%、債券17.5%」
となっていて、世界経済IFは、新興国重視ということがわかります。
そういう意味では、世界経済IFの方がリスクが大きめなのかな?
では、このことが、これまで、パフォーマンスにどういう影響を与えてきたか見てみましょう。
あんまり変わりませんねー。これまでのところ、ほぼ互角。(お約束ですが、これを見たところで、未来はわかりません。)
純資産総額の推移も比較してみます。発売開始からの時間軸を合わせてみました。
こちらは、セゾンバンガードの圧勝です。
現在、世界経済IFは、約180億、セゾン・バンガードは、約1070億。
ただし、世界経済IFもスタート時は低迷していたものの、最近、軌道に乗りそうな気配がありますね。ネット証券だけではなく、北海道銀行などに販路を広げているのが効いているのかもしれません。
さて、両ファンドのもう一つの大きな違いが、直販か、普通に証券会社で買えるか、と言う点。
わざわざ直販口座を開きたくないと言う方には、世界経済IFが魅力的に映るでしょうし、引き出しづらい感じのする直販口座の方が精神的な「ほったらかし効果」があると感じて、セゾンが良いなと思う人もいるでしょう。
我が家では、妻がセゾン・バンガードを積み立てています。
直販口座のほったらかし力は、実在します(笑)。
なぜ、我が家では世界経済IFではなかったのかというと、妻が積立を始めた2007年には世界経済IFは売っていなかった、ということがその最大の理由です。もう少し後だったらどうしてたのかな。
てなわけで、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドと世界経済インデックスファンド、どちらも積立投資の選択肢として甲乙付けがたいファンドです、というお話でした。
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