確定拠出年金時代を生き抜くための基礎素養
我が国にも訪れつつある、老後の自己責任時代、「国民皆確定拠出年金」時代を生き抜くには、インデックス投資は、もはや必須です。
そんな中、たしかに、「ローコストのインデックスファンドを買えば良いんでしょ、ほどほどの金額を」ということで、スタートするのはひとつの方法論として正しいと思います。
人生とは、「走りながら考える」ものであります。
というわけなんですが、その「考える」の部分です。
どの投資信託を買うか?というノウハウ中心の本だけでなく、インデックス投資はどうして生まれ、なぜ選ぶのかという、歴史的な背景、流れが頭に入っているといいんですよね。
ひょっとすると、未来の少年少女たちは、高校の社会で、株式投資の歴史に関するこういった知識を教えてもらえるかもしれませんが、すでに戻れない世代としては、自分で勉強するしかないのでありました。
あれこれ「考えた」末に辿り着くところが、とどのつまり「考えない投資」だったとしても、「本当に何も考えずに考えない」というのとは違うはずです。
インデックス投資の背景にある、株式投資の基礎素養は、一時は「みんながみんな必要ないかも」とすら思ったこともあったのですが、昨日のエントリーでご紹介した、ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 を再読してみて、やっぱり身につけておく必要があると思ってしまいました。同書は、単にランダムウォーク礼賛の本というわけでなく、バブルの歴史、テクニカル分析、ファンダメンタル分析、行動ファイナンスなどなどといった話をまとめて俯瞰することのできる貴重な本なのです。私も、意を新たにして、この貴重な教科書を再読中です。
コメント
こんにちわ。
「ローコストのインデックスファンドを買えば良いんでしょ、ほどほどの金額を」ということで、スタートしたばかりの1人です(汗
投資に限らず「走りながら考える」ことをさぼらないようにしなければいけないと再認識いたしました。
こちらのブログはさぼらずに毎日みています^_^
投稿: yuzumoa | 2016年3月14日 (月) 14時45分
yuzumoa様
コメントありがとうございます。
なにしろ「長期投資の旅は長い」ので考える時間はたっぷりありますよね!
投稿: NightWalker | 2016年3月15日 (火) 00時30分