第二の人生を支える力について
第二の人生(セカンドキャリア)を積極的に選択すべきという考え方も増えているようです。
たとえば、こんな論理。
- これからは少子高齢化である。年金が心配である。
- こんな時代は、70歳いや75歳まで、いや遠慮しないで死ぬまで活躍すべきだ。
- 企業も終身雇用はごめんだと思っているので同じ会社で一生働くのは不可能だ。
ゆえに、
- 積極的に第二の人生を設計しておこう。
- むしろ積極的に第二の人生へ向かおう。
となるわけです。これは、いわば、アクティブ型。
それに比べると、私の場合は、かなりパッシブです。
第二の人生は、突然、向こうから、やってきました。
セミリタイヤも再就職も、けっこう突然です。
それでも、どうにかなると思えたのは、
- キャッシュのストックが割り増し退職金で一気に増大。
- よく考えると私が辞めてもキャッシュフローがある(妻もパートだけど働いていて同居の親も年金をそれなりに受給している)
- ローンはなくなり持ち家(土地付き一戸建て)なので住むところの心配は少ない。(固定資産税の心配はあります)
- 厚生年金も30年以上働いたのである程度積み上がった。
- ありがたいことに企業年金もあった。
などの経済的な支えがあったこと。
そして、ついでに
- インデックス投資もしていた。
のでした。
インデックス投資は、全体で見れば、なんとかなると思えたことがらの一部分です。でも、これがあったから生き延びる知恵が付いていた、とも言えます。
第二の人生やアーリーリタイヤを目的にして生きてきたわけではなかったのですが、知らぬ間に、そうなった時の備えが分散されて準備されていたんですね。
コメント
セミリタイヤの必須 「教育」と「教養」
記事を読んで、63歳のオークも再就職した頃を思い出しました。57歳で早期退職を受け入れて、ノンビリとハローワークに通いながら、「失業保険受給生活」を満喫していました。しかし、何か物足りなさを感じて、ハローワークで真剣に仕事探しをして、偶然ハローワーク嘱託職員になりました。現在も大学生の就職支援のサポートをしています。
現在、年金受給(減額あり)を受け、給与所得あり(社会保険完備・時間外・年休付与),更に妻のパート収入あり、2005年から開始したドルコスト資産運用がインカムゲインを生み出します。
セミリタイヤの必須は 「教育」イコール「今日行くところがある」
「教養」イコール「今日用事がある」
投稿: オークX32 | 2016年3月25日 (金) 09時03分
じぶんが社会人になったときとは、ずいぶん世の中が変わっていますね。父を見ていてもさらに昔とは違い、50代で早期退職という名の契約形態の変更があったときは家族で驚きました。その後同じ会社系列内で何度も再雇用があり、まだ現役です(現在60代後半)。一方、父と違い出世街道を邁進した方は60歳定年で再雇用無し。生涯年収としてどちらが良いかとは別に、長く働くことで社会参加を続けることは心身にとってなかなか良いことっぽいなと思って見ています。それにしても、ナイトウォーカーさんの堅実さとチャレンジが一緒になっているライフスタイルは羨ましいです!
投稿: おぱる | 2016年3月25日 (金) 10時55分
みなさま コメントありがとうございます。
>オークX様
オークX32さんは、再就職で、充実した生活をなさってるんですね。
そういえば、ハローワークの求人、私が再就職する間際にも出てました。
>おぱる様
おぱるさんのお父様、働き者ですね!すばらしい。
今は終身雇用の崩壊過程にあります。
10年前(おぱるさんのお父様の時代) 役職定年&系列会社出向が多かった。
今 系列出向先急減→再就職支援会社や機関とタイアップしてニッポン株式会社で解決。
という変化は感じます。
あと、私もそうですが、ファイナンシャルインディペンデンス指向が徐々に増えてくるのかな?
投稿: NightWalker | 2016年3月25日 (金) 12時05分