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2016年2月10日 (水)

スポット投資をすべきか?しないべきか?それが問題だ

タイトルは大げさにしてみましたが、本日の株価の急落や円高を受けて、思わずスポット投資をお考えの方も多いと思います。ちょっと、私の考え方を整理してみました。

Step1:そもそもスポット投資の目的は何か考える。

そもそも、なぜスポット投資?これについて、私は、次の二つを考えてます。

(1)精神安定剤の一種

 下落した月に、多めに(たとえばいつもの倍くらい)積み増しして「あー、安く買えた」「神さまありがとう」と思うことで、ドルコスト(コツコツ投資)が元々持っている精神安定剤としての効能を倍増させます。バーゲンセールといっしょですね。

 でも、バーゲンセールと同じく、買い終わった後、ある種のむなしさが残る危険性も否定できません。

(2)リバランスの一種

 (1)のような効能を否定はしませんが、私自身は、(2)の考え方です。

 スポット投資とはリバランスのひとつのかたち

 なのです。

 観点は、あくまで、ポートフォリオの比率の調整です。基本は、リスク資産の想定比率より減ったときが発動条件ですが、リスク資産の年次リターンが、20%を下回ったとき、というような条件を追加しても良いかもしれません。

Step2:スポット投資のやりかたを考える。

さて、その方法です。スポット投資をリバランスの一種と考えている私の場合は、

  • ドルコスト(の金額上積み)で実施する※(注)

です。(もともと、一気に売って、少しずつ買う、と言う考え方です)

買い時というのは「残念ながら」あるいは「ありがたいことに」すぐには逃げていかないことが多いのです。

分割する期間は、半年から1年ですかね。リバランスと割り切れば一回当たりの購入額(増額)も自ずと定まります。その後、相場の変動が続けばその都度見直しても良いわけですし。

※(注)私の場合、現在、セミリタイヤでドルコスト停止中なので、再開を検討ということになります。

Step3:スポット投資の資金はどこから捻出するか考える。

そのときのキャッシュフロー状況に合わせて、二つのケースがあります。

  • ポートフォリオ上の無リスク資産で買う。
  • ポートフォリオの外数の余裕資金ないしはキャッシュフローの余剰を使う。

結局リバランスなのですから、どっちでも、良いのではないでしょうか?

Last Step:長期投資をしていることを思い出す。

ミスターマーケットは、時々大暴れして、市場に群がる人々を振り落とすのが大好きです。明らかにSです。カン・チュンドさんによると、長期投資家はMとのことですので、打たれたら倍返しで打ち返すのではなく、じっと耐える。耐えるのを楽しむべきですね。

長期投資家の未来はまだ先です。長期投資の旅は長いのです。

焦る必要はありません。

いっそのこと、私の妻のように何にも考えない方がいいような気もするんです。(ほったらかし投資とは? 私の妻編)

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コメント

精神安定剤とリバランスがいいと思います。

リーマンクラスなら大博打をかけてみようかと思います、分散しながら下落する相場買えるかは分かりませんが、

投稿: たんちん | 2016年2月10日 (水) 08時04分

たんちん様
 コメントありがとうございます。
 バクチはオススメしません。
 リーマンショックは、100年に一度でしたからね〜。

投稿: NightWalker | 2016年2月10日 (水) 11時05分

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