マイナス金利 MMF瞬殺剣と風雲預金金利の巻
さて、先日、当ブログでも大同のMMF償還のお知らせをしたばかりですが、マイナス金利を受け、次々にMMFを申し込み停止しているようです。すぱいくさんのエントリーをご紹介。
すぱいくさん、さすがですね。
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普通預金の金利を限りなくゼロにするという対応をさっそく取ってきたところもあります。たとえばソニー銀行。これもすぱいくさんの記事です。
ここまできたら潔くゼロにすれば良いのに。
→2/4追記 お家の事情があるようでございます。
いままで、日銀の金庫に余らせたオカネを預かってもらうときに利子というご褒美を銀行がちゃっかりもらっていたのを、一部の金庫については管理料(投信の「その他費用」みたいなもんですかね?)を払うことになった、というだけのことですが、やはり、この機に乗じ、ちゃっかり変化がありました。MMF対応についても、その辺の差なのか、各社に、若干の速度感の差があります。
- 前もって予知していて、関連会社へ根回ししていた。(だとしたらプロです)
- 金融機関のみなさんが、土日、返上で対応策を検討してがんばった。(これもプロ根性)
- 企業体力があるのでのんびり構えている。(プロの余裕)
などですかねえ。
マイナス金利により、今後も変化があると思いますが、ポイントは、日銀がインフレという政策目標達成に必死であること。(まだ、伝家の宝刀を抜いてはいない気がします((´д`)) )
しかし、多くの投資家の投資目的は、そもそも「インフレによる現金価値の低下」という不幸に対する対策です。それが結果的に将来の備えになるということでした。(くれぐれも、オカネが足りないから株で増やすと考えないで下さい。)
ですので、こちらのエントリーに書きましたが、
- インデックス投資家をはじめとするの長期投資家のみなさんはすでに対策済み
です。
すでにリスクを取っている長期投資家としての心配は、むしろ、日銀がインフレをまじであきらめたときでしょう。
何も悩む必要なし。
というか、うっかり、マイナス金利を理由にリスクを上げてはいけません。そうです。「リスクはリターンを毀損する」でしたね。
今まで通りで良いのです。
とはいえ、以下は、要チェック。
- 適用利率の下限のあるありがたい個人向け国債の販売を財務省は継続するかどうか?
- 銀行ごとの預金金利をチェックしておく。(企業のコスト力の差が今以上に出てくるかも)
- いつでもお金を動かせるように、現金性資産の流動性を確保しておく。
我々としては、個人にとって、よりよい銀行を選んでいきましょう。
たとえば、私が、金融口座をこれ以上増やしたくないと言っておきながら、あえてオリックス銀行に口座を開いたのも(こちらのエントリー)、実は低金利対策でした。年内ならマイナンバー要らなかったし。
なお、全財産が現金預金という人は、高齢者を除いて、これを機にインデックス投資を始めても良いのではないでしょうか。
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