ドルコストの利点についてまとめてみる
かつて私はブログで、何かというとドルコストと書いてました。
サラリーマンの蓄財とはそういうものという信念から自分がドルコストをしていたからでした。最近はサラリーマンじゃなくなったので、この理由はなくなりましたが、やはりドルコストは、オススメできる投資方法です。
長い間ブログを書いていた割りには、まとめたことがなかった気もするドルコスト。ひょっとすると私として初のまとめです。
それでは、ドルコストの良さそうなところをつらつらまとめてみましょう。
(1)リスクを一気に上げないですむ。
これは、すでにあるリスクレベルに達している人ではなく、リスク資産ゼロあるいはそれに近い人の場合がわかりやすいと思います。これまで、リスクゼロだった人のリスク許容度は計り知れません。一般的に言えば、相当、リスク耐性が低いことが考えられます。そういう方が、一気にリスクを上げるのは危険です。
ドルコスト(積立)は、投資対象自体のリスクを下げる効果はないですが、ポートフォリオ全体のリスクを少しずつ上げる方法としては至極当たり前の方法のひとつです。
当ブログは、これから投資を始めようという方がご来訪されることが多いと思っているので、あえて、これを一番目にしてみました。
(2)もらった収入をできる限り早く投資できる。
基本は毎月ですが、等額投資自体にリスク低減効果はないとするなら、ボーナス月は多めに投資というのはオーケーなのではないでしょうか。
(3)蓄財を習慣化しやすく「ほったらかし」にしやすい。
これは説明不要ですね。
(4)相場のハザードに対するフィルターになる。
市場価格が、1日で数パーセント動くことは「ざら」です。運の良い日もあれば悪い日もあります。複数回買うことで、市場のノイズによる影響を減らすことはできるのではないでしょうか。
(5)精神安定剤になる。
まさに、今が、そうです。市場が軟調なとき、「安く買える( ̄ー ̄)ニヤリ」と思え、投資を持続させる心理的効果が絶大と思います。
こんなところかなあ〜。
あ、そうだ、ついでに言っておくと、
(6)固定客をつかめるので証券会社もうれしい。
これがあるので、山崎さんは、ドルコストに対してへそ曲がり論理が働いてしまうんだと勝手に思ってますが、ウィンウィンの関係と私は理解したいと思います。
以上、ドルコストのお話でした。
コメント
いま毎日1万円ずつ投信をスポット購入しています。
本当は大底で一括して買いたいのですが、どこが底か全く読めません。一括購入後にさらに大幅に下がると悲しいので、底近辺でまんべんなく購入していくのもありかなと思っています。
投稿: 隠れクマノミ | 2016年1月20日 (水) 15時32分
隠れクマノミ様
コメントありがとうございます。
デイリー ドルコスト!これは究極ですね。
投稿: NightWalker | 2016年1月20日 (水) 16時24分
日経平均20000円などの明らかに高値圏だろうというときは、高値掴みを避ける意味で、デイリー購入をお休みしてみるのも良いかもしれません。
投稿: | 2016年1月24日 (日) 00時27分
?様
「休む」と言う考え方は私も賛成です。バリュー平均法的な考え方ですよね。
投稿: NightWalker | 2016年1月24日 (日) 01時21分