簡単ポートフォリオ作成法 2016
さて、「お正月モード」「こたつみかん」なネタが続きましたが、資産運用エントリーを再開いたします。
資産運用の悩みどころ、ポートフォリオの作り方について、日経さんに良い記事がありましたのでさっそくご紹介。インデックス投資がこの記事の考え方のベースにあるようで、イボットさん登場!いろいろな数値も紹介されており参考になります。
ただし、一点だけ。この記事で、ポートフォリオを決めるのに「目標利回り」や「目標金額」を先に決めていますが、当ブログ的には、
先にリスク許容度を決めましょう。
と申し上げておきます。てなわけで、
NightWalker版 簡単ポートフォリオ作成法 2016
ステップ1 運用年数、初期資金、貯蓄可能額(収入ー支出、または収入の1〜2割)を把握。
ステップ2 リスク許容度を把握。(超簡便法として10%を目安にする案もある)
ステップ3 リスク資産の比率を検討し、ポートフォリオ全体の利回りを検討。
ご参考:
- ファンドの海さんの ツール①、ツール②
- バリュートラストさんの ポートフォリオ・アナライザー
ちなみに、私は、昔は、上記のようなツールをExcelで手作りしてみるなどマニアックに追求していたのですが、今では、
- リスク資産のリスクをざっくり20%とみなす。
- カウチポテト・ポートフォリオ(リスク資産:無リスク資産=1:1)にする。
- 結果、ポートフォリオ全体のリスクは10%だろうと考える。
という独自の超簡便法で考えています。(生活防衛資金は除きます。)
そして、
ステップ4 リスク資産の中身をあれこれ悩んでみる。その後、リスク等を再計算してみる。
・・・・あ、ステップ増えちゃった。ステップ4が楽しみな人もいると思うので追加w。
大事なのはいくら要るかではなく、運用を続けられるかどうかなのです。
運用しながら考えればいいやと思える範囲。それが、リスク許容度です。
「目標なくして達成無し!」という考え方は「人生や仕事」では重要なのですが、蓄財は、その「人生や仕事」のリスクに対する備えという部分が多分に含まれます。そこでリスクを取っては本末転倒です。
<補足>良心的なFPさんが、リスク資産による運用を始めようという人に、わかりやすい導入の方法として、冒頭ご紹介した記事のようなプロセスでクライアントに考えさせ、そのあと「でも、お客様の家計状況では、リスクはそんなにとれないと思われます」「こうしてはいかがでしょう」と助言するパターンのコンサルティング手法も「あり」と思います。
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ところで、「こたつみかん」。「カウチポテト」と並んで死語かなー。
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