インデックス投資は淘汰があるから永続する。
インデックス投資が好まれる理由の一つに、分散投資効果を安く実現できるという点があります。
分散により、割れてしまう卵から身を守るという効果です。
さて、割れてしまう卵がある、というのが一概に悪いことなのかというとそうでもありません。
強い物は残るが弱いものは消える。
厳しいですが淘汰です。結果的に全体の永続につながります。
自然淘汰は、ダーウィンが提唱した自然の摂理。株式ワールドは人間が作ったものですが、やっぱり淘汰があります。
時流に乗って、
- インデックスもうムリ、これからはオルタナティブ → 原油コケる。
- 日本ダメ → 少子化 →ずっとダメ → アベノミクス
と、いろいろな意見が出ては消えてまた現れました。人間の意見も栄枯盛衰です。
某自動車メーカーがコケた。某電機メーカーがコケた。某国の経済がコケた。もうムリ・・・・。
たしかに、全世界は巨大なバリューチェーンで構成されており、社会の重要パーツがコケると、時として短期的にはドエライことになります。
しかし、世界の再生力をなめてはいけません。みんな文字通り必死。
壊れたかに見えるバリューチェーンは、壊れたパーツを無視して(あるいは修復して)、新しくより強固なバリューチェーンを再構築します。「自然淘汰」があったとしても「自動修復」があるのです。
我が国の例で見ても、90年代、日本がダメでも、勝手にこけてろとばかりに世界経済は成長しました。
それが資本主義
です。
そんな資本主義の原理の永続性を信じるからこそ、これからも私は世界分散投資を続けていくのでした。
コメント
NightWalkerさん、こんにちは。確かに、どっかの国は傾くかもしれないけど、世界全体としては経済は成長し続けると信じられなければ、世界分散投資する意味がないですよね。世界中の人々が、食べていくだけで精いっぱいだけど飢えたくないとか、今より良い生活をしたいといったような「欲求」が無くならない限り、世界経済は発展すると思っています。
投稿: 眠る投資家 | 2015年10月 7日 (水) 16時13分
眠る投資家様
コメントありがとうございます。
世界経済の発展は、世界のより多くの国々が豊かになっていくということでもあり、永続しているよう願っています(^^)。
投稿: NightWalker | 2015年10月 7日 (水) 21時07分