自分退職金
よく「終身雇用の時代は終わった」という記事がありますよね。
これ、正確には、「終身雇用が終わりつつある」というのが、正しいと思っています。
そんなご時勢の中、ご時勢の波に揺られ、私は、こういうことになってしまいましたが、まだ良かったのは、終焉過渡期であるがゆえのありがたい制度が存在したことです。
それが、早期退職優遇制度。
ただ、この制度、企業としてみたら、お得とはいいづらい。今後自然消滅する可能性大とみています。(もともと、そんな制度はない会社が多数ですし)
どういう経営手法が登場するかはわかりませんが、高度成長期の残像である終身雇用は、時間をかけて終焉に向かっていきそうな気配です。
こういう会社のある意味厳しい仕打ちに対して、宮仕えの身としてどうするか?
古来より、こんな場合、
- 「こ、こんな会社辞めてやるー!」
- 「こ、こんな会社利用してやるー!」
と大きく二つあります。
どちらを選ぶかは、個人の自由です。私は、最後の最後で前者になりましたが、30年以上、後者を選んできたわけで、ふんばるだけはふんばってきました。(がんばった、とはいいません。ふんばるです(笑))
ただ、どちらを選ぶにしても、普通の退職金を当てにできた時代も、終身雇用とともに少しずつ終焉を迎えそうな気がします。
普通の年金を当てにできなくなった「自分年金」だけではなく、蓄財の目的として、 より切実に「自分退職金」が対象となる時代になってきた、そんな感じなんですかね。(結果的に私はそんな感じです)
もちろん、「自分年金」であれ「自分退職金」であれ、お金に色はないですから蓄財したお金を何に使うかは「ひとそれぞれ」です。
コメント
「こ、こんな会社利用してやるー!」
これをもっと早く気がつけば良かった、会社は最初から社員を利用してやるなのに。
頑張ってはいけない、踏ん張る。これも気がつくのが遅かった。
投稿: | 2015年10月28日 (水) 16時09分
?様
コメントありがとうございます。
「がんばる(Work Harder)」は、長続きしないと割りと早く悟っちゃったんですよ。投資と同じなんです。でも「ふんばり(Hold on) 」は必要です。でないと、やっぱり長続きしないので。これも投資と同じです。
投稿: NightWalker | 2015年10月28日 (水) 22時14分