インフレが来るから投資しろという話
最近、すこし、違和感を感じているのが、
- インフレが来るから投資するべきである
と言う話です。
売り手側がこの言葉を持ち出すケースが多いのも違和感の一要因ではありますが、それはさておいても
- 半分は正しく半分は正しくない。
という気がしてます。
現在デフレ脱却に向けた政策がかなり動員されている一方で、
- 日本は人口減社会であり、国内消費人口は当面減りそう。
- 消費税増税で消費が減速する。
- TPPで関税が下がる。
- (経済力が回復した日本に対して)米国が円安を容認しないかもしれない。
- 割安感を感じる費目がある一方で、住宅費、昨今の通信費、教育費など高額感を感じる費目は多く、国民の潜在的な値下げ願望がある。
など、デフレ脱却をはばむ強敵はたくさんいそうです。
てなわけで、
- インフレが来るかもしれないのでその分くらいは投資するべきである。
ぐらいかな?というのが、私の考え。
ここでは、ただ日本の経済が弱くなって来る悪いインフレも当然含みます。
我ながら、微妙です。
これが、半分くらい株式投資というカウチポテトポートフォリオ作戦のかすかな理論的根拠の一つでもあります。
ところで、カウチポテト族って言葉、いいかげん廃れてますよね。なんか、良い言葉ないですかね?
らくちんポートフォリオ、ほったらかしポートフォリオ・・・・うーん。
コメント
最近、自分の投資は「ほったらかし&ねんのため」投資だと思い至りました。
投稿: アルパカ2号 | 2015年10月27日 (火) 13時10分
アルパカ2号様
コメントありがとうございます。
「ねんのため」というのは分散の考え方とも相通ずるものがありますね。
投稿: NightWalker | 2015年10月28日 (水) 01時22分
最近の物価上昇は、円安によるコストプッシュインフレであって、悪いインフレですね^^;
人口ボーナス時代が去った今では、需要増加によるデマンドプルインフレは期待できそうにありません。
インフレになっても賃金が増えないなら、その分を世界全体に分散投資して、お金に働いてもらいましょうということでしょうか。
投稿: 眠る投資家 | 2015年10月28日 (水) 10時12分
眠る投資家様
コメントありがとうございます。
将来インフレになるか、賃金はどうなるのか、予測不能なんですね。悲観的予測が正しいとも言い切れません。なので、「半分くらい」という表現をいたしました。
投稿: NightWalker | 2015年10月28日 (水) 21時39分