市場の材料を見ることの意味を考えておく
気になるFRBの金融政策が発表されました。
米連邦準備理事会(FRB)は17日開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、焦点となっていた利上げを見送り、事実上のゼロ金利政策を維持することを決めた。
で、こういった市場の材料が出たとき思うのは、こういった出来事をコツコツ投資家が投資判断材料としてすぐに活かそうとしても
- 時、既に遅し
であることです。いわゆる「織り込み済み」状態なんですね。
集合体としてのプロのスピードと判断基準にはとうていかないません。考えても無駄、というか、ちっぽけな、いち投資家が短期的な投資判断に活かすことは、困難です。
かといって、こういった情報に目を閉ざすべきかというと、そうでもありません。
長期投資を、航海にたとえるなら、天気図も海図も見ないのか?ということになります。航海に必要な船の強度(投資で言えばリスク耐性)、巡航速度(投資のペース)、を見直す必要があるなら見直す、と言う判断のきっかけにはしても良いと思います。
それに、そもそも、ビジネスマンとして自分を見た場合、こういった情報を知らなければ、少々、困りますよね。
ちなみに、今回の決定、わたしの個人投資家としての個人的な 考えはこうです。
- FRBは、中国なんて無視して、とっとと金利を上げてもらえばよかったんじゃないの。中国がダメならダメで無視。FRBにとって大事なのは米国の労働市場とか消費。
- で、仮に悪影響があったとして、下がったらコツコツ買う。(安く買えてラッキー)
- 仮にそうならず、上がったらリバランス。(高く売れてラッキー)
- どっちころんでも自分のポートフォリオ全体のリスクが想定レンジ内にいるかどうかが重要
そうなんです。コツコツ投資家は、下がっても、上がっても、ポジティブに考えられる人たちなんです。
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え、そりゃ、ずるい?・・・やっぱり気になるって、? そういうおまえはって?
自慢じゃないですが、
- 一生修行中
です(えへん)。
一喜一憂は、人生を楽しむ重要な要素の一つ。おもしろいのですべきです。
それに動じないことが重要なのです。
てなわけで、ご一緒に楽しい人生修行の旅を続けましょう。
<余談>
ところで私が気になるのは、FOMCより、我が国の消費税です。
クルーグマン先生の言うように、先送りどころか、5%に戻してくんないかなーーー。
せめて、軽減税率の方法として個人の消費情報をマイナンバーカードで掌握しようというのは、やめて欲しいなー。低所得者層に一律還付みたいな簡単な方式で良いのになーーー。
って、やっぱり、気になる。修行、修行、、、っと(笑)。
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