VIX指数は語る 2015/08
世間は、ギリシャが終わったかと思うと、今度は中国がいよいよ崩壊だと、ということで、相場も影響を受けています。
ところで、通称、恐怖指数。VIX指数は、どんな感じなんでしょうか?
久しぶりに見てみます。さぞや、大騒ぎ?
あれ?
シーン
と いう感じですね。
VIX指数の平均は、1990/1〜現在までで、19.8。約20です。
20より大きいと、市場がやばい、と言われていますが、割と安定しています。(VIX指数は、急激に変化する傾向もあって。だから、大丈夫とは言い切れませんが)
どうやら、恐怖指数の神さまは、ギリシャ中国にはあんまり、ご関心がないようです。
いちおう、長期では、こんな感じ、
ギリシャ(=ユーロ)と中国の問題は、
- 財政が分離している国家間で統一通貨は共存できるか?
- 一党独裁の共産主義体制と市場経済は共存できるか?
というテーマに対する、壮大な実験の結果がどうなるか?
上記に、仮に経済的合理性がなかったとしても、だめ出しには、時間がかかります。
一党独裁の共産主義体制と計画経済の共存についても、だめ出しが出るまでにも何十年もかかってますから、実験結果が出るのは、今すぐかもしれないし、あと何十年も持つかもしれません。
民主主義+自由経済だって、ほんとに安定しているかはわかりません。
これらは、政治権力の課題であり、国家権力はある意味何でもありなので、どんな政治的手法を使ってでも、必死に守ろうとするのですから、そう簡単には、こけないような気もします。
てなわけで、一庶民としては、あれこれ考えず、ドンと構え、地道に資産配分のチェックです。
コメント