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2015年4月 5日 (日)

日経平均のリターン分布から長期投資を考える(2)

続きです。

今度は、10年でも期間によって変わるだろうという視点。

<1985-1994>バブルを挟んだ10年

20150405_1985_1994_2

<1990−1999>バブル後の10年

20150405_1990_1999_2

 違いますねー。

 どちらもなんとなく正規分布感は出ています。

 違うのは、中央値。ずっとリターンが低い10年は存在する(した)ということです。

 以上、長期投資だから大丈夫という、考え方の危険性に関する再確認でした。

 投資にかかわる当ブログの心構えを今一度整理します。

  • 株式市場も世の中もリスクに満ちていて、計算は不可能。
  • 少なくとも10年後を考える必要はあるが、長期投資(やドルコスト)がリスクをなくすわけではない。
  • 目的がリタイヤ資金の形成でありインフレリスクもあるため、長期投資をせざるを得ない。
  • サラリーマンなので一気に投資はできないのでドルコスト(積立)で蓄財せざるを得ない。
 世の中と人生はどうしたってリスクに満ちています。リスク分散が重要です。
  • リスク低減の基本は長期投資ではなく分散。
  • ことにキャッシュ性資産含む債券比率の制御(リバランス)が重要。
  • コストが重要。

 結局これしかないのです。

 

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