長期投資とはいったい何年なのか?
長期投資とはいったい何年なのか?
けっこう前から取り上げているテーマですが、コメントにそういった話題もありましたので、あらためて。
以前からの私の主張は、
- 長期投資は50年
というものでした。
この主張のささやかな理由は、
- かの米国も20年くらい上昇し続けたかと思えば20年くらいは停滞するということを繰り返している。
というようなことです。
つまるところ、長期投資で確実に儲けるには、一生は短すぎますねー。うまくできているというか、そうは問屋が卸さないというか。てなわけで、長期投資が有利だからではなく、しかたなく長期投資をしている、というのが、これまでの主張です。
しかし、最近は、少し考え方が整理されてきて、
- 10年くらいの中期視点も重要である
と思うようになっています。それが、私の場合は、結局、コストと分散とリバランスなんですね。
振り返ってみると、投資を続けるに従って、投資コストは下がり、分散対象は広がり、確固たる意識を持ってリバランスできるようになっています。
コメント
インデックス投資家の中には「長期・分散・低コスト」を教義として信仰しながら、明確かつ具体的な「期限や目標金額」を設定せずに、過去データを元にしたリスクリターンから決定した「資産配分」を更新しつつ、少しでも良さげな投資対象を乗り換えながら「積立・リバランス」を繰り返して、漠然と殖えたら良いなぁと考えている投資家もいると思います。
はい。自分の事です(笑)。
投資について色々理屈をこねて、考えているフリをしても結局はこの程度なんですよね。
と言うワケで自分にとっての長期とは「不定期」という事になりますかね。
ちょっとカッコ悪いので「柔軟性をもって臨機応変に」という但し書きも付け加えておきます。
投稿: ノルン | 2014年3月23日 (日) 12時57分
ノルンさん
貴殿の場合、つまるところ、出口なきリスク資産への不定期積立、ということですね。
わかります・・・。
投稿: キセン | 2014年3月23日 (日) 20時48分
50年投資していれば、リスクフリーレートでも(平均的に)数倍(数十倍?)にはなる計算となります。
また物価価値も勘案すれば、かなりの値上がりがないと(過去の例から取れば)大損しているともいえます・・。
リバランスはある程度意味はありますが、積立の場合は資金量の調整ができていれば差ほど意味は成し得ません(と自分は考えます)。
長期投資(50年投資)はリスクを大幅に拡大させる。
もちろんコストは甚大な影響がある。
・・ということで、借金せずにリスクフリーレートを上回るというのが、長期投資の意義ではないかと(自分はそこにも保険を掛けてLDIをしてますが)http://www.saa.or.jp/journal/prize/pdf/2007usuki.pdf
投稿: 預金王 | 2014年3月24日 (月) 22時05分