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2014年3月20日 (木)

バンガードのようなローコスト直販型投信会社は日本には出現するのか?

バンガードのようなローコスト直販型投信会社は日本には出現するのか?

という疑問をお持ちの方も多いと思います。

たしかに、今、ゼロから始めて独立投信としてやっていくのは、難しいでしょうね。

しかし!可能性がないわけではありません!!

まず、第一に申し上げたいのは、

  • 日本のインデックスのコストはすでにかなり安くなってきている。

ということです。

たとえば、こちらのファンド。

20140320

口数こそ、しばらく停滞してましたが、順調に資産総額が増えてます。口数の方も最近また増えだしてますね。

ここでご紹介したSMT グローバル株式インデックス・オープンは、税抜きで信託報酬が0.5%です。また、これまで、純資産の増加に伴って少しずつ信託報酬率を下げてきたという経緯もあります。

これからも、このような傾向をもつファンドの出現は続くと信じています。

また、もうひとつ、ご指摘しておくと、

  • バンガード並みの低コストインデックスファンドは既に存在する。

ということです。

そうです。確定拠出年金専用ファンドです。

安いのをずらずら並べてみます。

  • インデックスコレクション(外国株式) 0.17%
  • 三井住友・DC外国株式インデックスファンドS 0.18%
  • 三菱UFJ DC海外株式インデックスファンド 0.22%
  • 日立 外国株式インデックスファンド 0.23%
  • 野村 外国株式インデックスF(確定拠出年金) 0.23%
  • 野村 DC外国株式インデックスF・MSCI 0.23%
  • 大和 DC海外株式インデックスファンド 0.24%
  • SS DCグローバル株式インデックス・オープン

つまり、後は売るだけなんです。

日本の投信会社が、従来の販売チャネルにとらわれず、英断に踏み切って直販に向かうことを私は願っています。

 

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コメント

DCについて、当記事同様になぜニッセイ日経225等にどんどん後が続かないのか?という記事を良く見ますが、DCは特殊条件下で設計されたファンドであり、無条件にDCの一般販売を求めるのは少々無理があると思います。
当たり前の事ですが、DCは手数料業者側に大きなメリットがある故に低コストです。
1.スケールメリット、特に大企業向けDCは「大口&信用」による割引
2.一般投信のような毎日の頻繁な資金入出がなく、基本的に月に一度だけ資金入出、途中解約が少ない等の安定的運用が可能
3.信託報酬以外の年間手数料の徴収

個人的には日本ではあまり馴染みのない、小口投資家には厳しい年間口座手数料負担、安定運用のために信託財産留保金の増額 等を一般投資家側が強く要求する文化が浸透すればDC同様の信託報酬の低いファンドの一般販売も実現可能かと思います。

投稿: ノルン | 2014年3月23日 (日) 01時42分

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