一生カウチポテト仮説
日経さんに良記事です。
短期的に必要な資金と長期的な資金は分けておけ、と言われることがあります。
確かにこの考え方は、節約促進の精神的な効果がある場合もあります。
しかし、私としては、生活を回転させるのに必要なお金(生活回転資金と私は読んでます。生活防衛資金とはちょっと違います)以外の全金融資産を一括して管理すべきではないか、という考え方に行き着いています。
また、この前提においては、若いうちは株式は多め、年をとったら徐々に減らすという考え方ではなく、一生カウチポテト(無リスク資産+リスク資産が1:1)でいいのではないか?とも考えています。
名付けて!
一生カウチポテト仮説
全金融資産で管理している場合、
<若い場合>
中短期で必要になるお金がポートフォリオの中に含まれているわけですし、ポートフォリオの大きさもそんなに大きくはないでしょう。なので、若くても、そんなにリスクをとれるわけではない。
若いうちは本業の仕事で大きなリスクを取っているケースが多くそういう意味でも、、そんなにリスクをとれるわけではない。
<年輪を重ねた方の場合>
もともと、そんなにリスクをとれるわけではない
というわけで、非常にアバウトな考え方なのですが、一生、1:1のカウチポテト・ポートフォリオでいいような気がするのです。
少なくとも、息子が社会人になった暁には、この考え方をオススメしたいと考えています。(仮説なので、他人様にオススメするまでには至ってません(^^;))
また、カウチポテト・ポートフォリオの最大の利点として、
資産管理が簡単!
というのがあります。資産管理を長続きさせるという意味で重要です。
一生1:1じゃ儲からない、やっぱりもっとリスクを取るべきだ って?
いえいえ、
もうけすぎない、ほどほどに!
というのがインデックス投資のベーシックな立ち位置なのです。
コメント
リスク資産の比率を一生同じにするのはよしとして、リスク資産を60%や40%ではなく50%としたのはどんな理由からですか?ちなみに、試算するとリスク資産50%というのは比較的リバランス金額が大きくなりやすいようなのですが、関係ありますか?
投稿: dell | 2013年10月18日 (金) 21時29分
dell様
コメントありがとうございます。
50%としたのは、管理が簡単だからです。科学的根拠はあまりありません。
投稿: Nightwalker | 2013年10月18日 (金) 21時36分
9月のポートフォリオを拝見しましたが私のものとそっくりで嬉しくなりましたが、これは生活回転資金は含まれてないのですか?含んだら日本債券はどのくらいの比率になるのでしょう?参考にしたいのですが・・よろしくお願いします。
投稿: アッチィー | 2013年10月19日 (土) 11時08分
アッチィー様
コメントありがとうございます。
生活回転(運転)資金は含まれてません。
含んだ場合の比率はトップシークレットで(笑)お教えできませんが、生活回転資金は、だいたい半年分くらいの支出です。サラリーマンの場合、ボーナスを含んだ収入で生計を考えるということと、このくらいあれば、多少の急な支出に対する収支の平準化ができるという個人的な経験則に基づいてなんとなく決まってます。
投稿: Nightwalker | 2013年10月19日 (土) 22時02分
資産運用を決める一番大切な要素は、実はここでしょうね、
資産の多い人なら、およそ配当だけで生活できるようになったら、全額株式にして配当生活と言う選択もありうるでしょう。
自分が、90歳まで生きるとして、その間の生活を金のかかるパターンを歩んだとして必要な金額を、主に債券で運用して、余分な部分を損失の糊しろとしてリスク資産の比率を決めるというやり方もあると思います。
いずれにしても、自分の人生をかなりしっかりとシミュレートしないと、取れるリスクは見えてこないですね。
投稿: おじさん | 2014年1月29日 (水) 13時45分
おじさん様
コメントありがとうございます。
人生をしかkりとシミュレートするのはなかなかできないので、結局、アバウトで大丈夫な運用しかないですよね。
投稿: NightWalker | 2014年2月 1日 (土) 00時22分