最適な年金システム
老後資金の最大の問題は、
- いつが天寿なのかがわからないので、いくら必要なのかわからない
ということです。
このトンチン年金は、財産を残す気がなかったり、残すべき人がいないとか、老後頼れる人がいないケースでは結構魅力的です。
現在の年金システムは、人それぞれ、という部分で、バリエーションがあまりありませんよね、たしかに。
私自身は、「リタイヤ後、年120万円/一人 で生きる」というのがどうしたらできるか?
つまり、現行の年金システムでも、楽に生きていくことはできないだろうか?というのを現在は検討中です。
年金は、画一的なモデルで語られることも多いですが、いろんなケースが想定されますね。
コメント
>最適な年金システム・・・年金は、画一的なモデルで語られることも多いですが、いろんなケースが想定されますね。
話はちょっと逸れますが・・・年金と生活保護の違いって何ですか?と問われて、正確に回答できる方はそう多くはないのではないでしょうか(そんな七面倒くさいことはどうでもいい、というのが大多数では?)。
要はそもそも論ですが・・・年金制度は社会「保険」制度です。だから公費ではなく国の場合は特別会計。では、生活保護制度は?・・・これは所得の再配分制度ですから、一般会計である公費で賄われる筋合いです。
ところが、実際には、再配分政策とは埒外のはずの年金制度に、なし崩し的に半分程度公費すなわち税金が投入されているわけでして(味噌も○も一緒くた)、それこそそもそも(ロジックとして)現行の年金制度は、その根幹部分で既に破綻しているわけです(半分老後の「生活」支援を公的に実施しているのと同様)。
とはいえ、現実的な制度運営を持続させるためには、もはやそもそも論こそ無意味なのかもしれない・・・実際、消費増税はそのためとも・・・そうであるならば、いっその事、すべての健康・生活不安も長生き不安も一挙に解決すべく、医療、介護を含めたすべての社会保障制度を統廃合して全額公費(税金)を投入することのほうが最も合理的です。
そこで、結局100年も続きそうにもない時代錯誤の「相互扶助」の幻想を完全払拭すべく、現代的な知恵として、山崎元さんなどの一部の有識者や政治家が提案されている「ベーシック・インカム(通称BI)」あるいはそれに近似した制度を、中央当局としてはすべての財源を集中投入して世界初で導入するのが、最適かつ合理的ですし、議論の余地は相当あるように思います。
なお、結局当時100年持続しなかった(というよりも財政危機回避の緊急避難的なものだったとの説もある)トンチン年金ですが、その是非はともかく、外資系生保会社では設定あり・・・仮に国内の民間生保会社が設計して売り出せば、健康志向の高い国民性故それなりに加入者の数が見込めるのではないでしょうか。
個人的には・・・全く不要です。
投稿: キセン | 2013年9月 5日 (木) 22時59分