為替ヘッジ付きインデックスファンド
当ブログでは、これまで取り上げそびれていましたが、野村Funds-iシリーズは、かなり、ラインナップが充実して来ています。
特に、注目したいのが、為替ヘッジ付きファンドです。
なんと、信託報酬が、為替リスクヘッジなしと同じ設定となっています。
コストに差異がないのであれば、リスクコントロール重視の観点から、為替ヘッジ付きを選ぶのが、妥当にも思われます。
さて、ここで出てくるのが、日本株式と外国株式の比率をどうすべきか、という問題です。
為替ヘッジありで構成する場合、
- 世界市場ポートフォリオ
- 日本株と外国株が半分くらいずつ
どっちがいいのか?
悩ましいですね。
私は、世界市場ポートフォリオに傾くかなあ。
根拠がいまいちで申し訳ないのですが、
- そもそも日本株は為替変動の影響を受けやすい特性がある。
- 為替ヘッジありの外国株は為替の変動を日本株より受けずに世界の経済成長が反映される。
となると、為替ヘッジあり外国株式を採用すると、日本株の方が相対的に見てリスクリターンが悪い資産になり、だったら日本株を減らした方が良いのではないかという気がするからです。
ただ、この考え方は、もともと世界市場ポートフォリオで運用していた人はどうなるの?というパラドックスがあるような気もします(^^;)
橘玲さんのご意見も聞いてみたいですね。(どこかにあるのかしら)
為替リスクは、過去を分析して相関係数を追っかけてもしょうがない気もしますし、為替ヘッジ有り外国株式クラスと日本株式の組み合わせを分析したというような話もパッとは見つかりません。
私のドルコストプランの一つとして、しばらく、検討したい課題です。
コメント
「フリーランチはない」の原則に立つと、為替ヘッジありとなしで同じコストということはないはずなので、どこかにこっそりコストが乗っているということないのでしょうか?(その他費用に乗っかるとか、基準価格がそもそも低くなるとか?)
投稿: lfodh | 2013年9月17日 (火) 01時53分
lfodh様
コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり、特に「その他費用」については、注意が必要ですね。ご指摘ありがとうございました。
投稿: Nightwalker | 2013年9月17日 (火) 06時55分
市場平均を持つというインデックスファンドの基本思想からすると、世界市場ポートフォリオを持つのが順当な考え方だと思います。そして円建てでのリスク最小化を考えれば、外貨建て資産は為替ヘッジしたほうが原理的には有利なはずだと思います。また、日本株の特性として円安=株高、円高=株安の傾向が明らかに存在し、この観点からも、為替ヘッジ付きの方が相関が低くなり有利ではないかと思われます。
ただし、当分円安、日本株高が続くだろうという私の強い相場観からは、日本株を多く持ち、為替ヘッジしないのが有利だということになるのですが・・・。
特定の相場観を排して考えるなら、為替ヘッジ付世界経済ポートフォリオが一番合理的だろうと思っています。
投稿: dell | 2013年9月17日 (火) 11時32分
判断が難しいですねえ。
何の本だったか・・・、外国株式を買うなら、為替はヘッジしないほうが合理的だという記述を見たことがあります。為替の変動を含めて、ヘッジするのが目的だからと言うことだったような・・・。
現在の為替が適切なものなら、すべてヘッジしてしまってよいとは思うのですが・・。現座は、円安なのか、円高なのか??
投稿: おじさん | 2013年9月17日 (火) 15時54分
みなさまコメントありがとうございます。
dell様
やっぱり、世界市場ポートフォリオですかね。ご意見参考になりました。
おじさん様
今の為替水準が高いか安いかなんてわかりませんよね。購入タイミングを排して考えた場合、為替が適切でないからこそ為替リスクを排除すべき、という考え方もあると思います。
投稿: Nightwalker | 2013年9月17日 (火) 22時20分