長期分散投資はいつまで有効な投資方法か?
少し考えてみました。
- 世界の人口は2040年ごろ81億人でピーク
- 労働人口は2035年ごろピーク
- 2050年代に世界のGDPがピーク
いろいろ考えてみるに、このころには、世界経済のインデックスが日本の株価のように 推移することが想定されます。
たとえば、こんなシナリオ。
- 労働人口にリンクした成長の最終期にバブルが発生する
- バブルは大崩壊し、長期にわたって、株価が低迷。
- 成長しない中、インフレにより・・・・・
1、2は、いつか来た道。3は、日本からはまだ学べませんね・・・(笑)
40年後の未来の方に、私は見ることができないかもしれませんが(^^;)、私の息子世代の方々に贈る言葉としては、
- 株価が下がっても儲ける方法を考えよ!
ということ。
そんな方法があるのかって?
たしかに「売り」で儲けるというやり方もあります。
しかし、これは未来を予想する手法にすぎません。予想が外れたときに、こっぴどい目に会います。
では、長期投資家的にはどうしたらいいのか?
株価はトレンドとして下落して行っても、上がったり下がったりするという特性を持っています。
これを利用するしかありませんね。
- ドルコスト
- リバランス
です。特にリバランス。ここの戦略が重要に思います。
経済が成熟していく過程においては、会社の統廃合や倒産も起こるでしょう。集中投資は危険であることに変わりはありません。
- 適正な債券クラスを組み込んだポートフォリオ
- いろんなタイプの資産へ、世界分散
が重要です。
・・・・って、これは、長期投資の王道のような気が(^^;)
てなわけで長期投資の手法は未来でも通用するような気がする私です。
息子よ、家訓とするので、覚えておいて(笑)
コメント
株価が下落トレンドであるなら、どれだけドルコスト、リバランスを行っても、単純な長期投資では損をすると思うのですが・・・。
リバウンドした時に利益確定しない限り、儲けることは難しくないですか?
投稿: AKI | 2013年2月10日 (日) 07時35分
AKI様
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りで、リバランスは利益確定という意味が強くなり、戦略的なポートフォリオ(少なくとも動的な配分比率の見直し)が必要そうですね。
投稿: NightWalker | 2013年2月10日 (日) 09時51分
なるほど。
その時々に応じてアセットアロケーションの見直しも必要になってくるということですね。
そうなってくると、投資対象がインデックスというだけで、アクティブ投資になってくるので、難易度がかなり上がりそうです。
投稿: AKI | 2013年2月10日 (日) 10時10分
結局、株式リスクプレミアム次第でしょう。これが低下傾向にあるという報告もあるようですが、どこかで下げ止まるのかもしれません。
日本株の低迷は三重野総裁以降の日銀の金融政策の誤りが主因なので、必ずしも参考にはならないと思います。
投稿: dell | 2013年2月10日 (日) 12時11分
長期分散インデックス投資は投資で資産を増やすのではなく資産価値を減らさないための手法だと思っていますので、そういう意味ではいつまでも有効だと思っています。
と言う訳で、投資で多少は資産を増やしたい私は、やっていることすら時々忘れる外国株インデックスの積立と、個別日本株のハイブリッド投資です。
投稿: TA | 2013年2月10日 (日) 12時42分
面白いデータですね。
誰でしたっけ、こういった人がいたそうです。
「とかく予想と言うのは難しい。なかでも”未来”の予想はね。」!?
投稿: おじさん | 2013年2月11日 (月) 11時39分
みなさまコメントありがとうございます。
おじさん様のおっしゃるように未来の予想は近い未来であれ、遠い未来であれ、難しそうです。
と申しますか、長期投資の手法は、40年後どころか、今後10年間も通用するのか?が切実な問題です(笑)。
投稿: NightWalker | 2013年2月12日 (火) 00時22分