日本株のここ何十年かを考える
日経新聞に 日本経済研究センター主任研究員 前田昌孝さんのコラムが出ています。
かなり大胆なタイトルです(^^;)
ひとつの政党に責任を、押し付けていいものかどうかについては、ここでは、置いておくとしまして(^^;)・・・・
投資家としては、過去に対して、自分なりの考え方を持っておく必要はあります。
私の整理は、だいたいこんな感じ。
- プラザ合意を発端にバブルに踊らされた1980年代後半
- バブル崩壊で冷戦終結で成長する世界を横目に失われた1990年代
- ようやく立ち直ろうとしたら、またしても米国の相場に踊らされた2000年代
- リーマンショックの立ち直りに日本だけ思いっきり出遅れた今日この頃orz
戦後の高度成長で有頂天になった日本は世界中から総攻撃を受け、経済戦争で負け続けた。しかも攻撃を受けていることさえ気づいていない人が多かった。
ということかもしれません。
ここには、冷戦終結についていけなかったとか、おだてられて日本の技術を流出させただとか、うっかりグローバルスタンダードに乗せられて、時価会計の名のもとに究極のコングロマリット「ニッポン株式会社」を崩壊させ日本企業の競争力を失わせてしまっただとか、いろんな見方があるようですが、投資家としての問題は、
今後どうなるか?
ということです。
ちなみに、私は楽観論者です(笑)
先の相場の見方は、もう少し大きな目で見て、
- 戦後、成長し続けた40年
- その反動で、40年の停滞期に今はいる。
という風に考えることもできます。
とすると、あと20年はダメな感じもしますが、バブル崩壊後の40年後には、日経平均の過去最高値をキャッチアップするに違いない、という風にも考えることができます。
言い換えるなら、これからの20年はそこに向かって回復するに違いない。
・・・・さわかみ先生みたいになってきた気がします(笑)
てなわけで、投資は、くれぐれも自己責任でお願いいたします。
(ひさびさに、このセリフを書いた気がします(^^;))
コメント
「5年前状態に甦って欲しい」
2000年からの長いトンネルを抜けて、小泉政権が終わり経済が軌道に乗り始めた時期2007年7月の市場に戻れると思いたいです。
2007年7月 日経平均 18238.95
トピックス 1783.20 米ドル 123.38
そのためには「外国の資金」が日本市場に戻ってこなければなりません。次の3つが最低限の条件だと思います。
①政治の安定 最低4年間同じ首相(有能な)であって欲しい。
②規制の緩和 風通しの良い市場ルールの確立。
③大胆な金融政策 日銀のマネタリーベース拡大。
投稿: オーク X32 | 2012年10月 4日 (木) 20時19分
オーク X32 様
コメントありがとうございます。
規制の緩和は重要ですね。
日銀に外債を買ってもらう前にすべきことがあるような・・・(^^;)
投稿: NightWalker | 2012年10月 4日 (木) 22時00分