投資の割と好都合な真実
前回のエントリーから少しいくつかの考察をしてみたのですが、やはり、投資には、いくつか、好都合な真実があります。
好都合な真実1 リスク資産は下がったり上がったりする。
下がったり下がったりする資産だと困りますが、 リスク資産は下がっても上がります。
このことを利用する手法がドルコストだったり、リバランスだったりします。確実に成功するわけではありませんが勝機を高める方法ではあります。
好都合な真実2 分散投資していれば、資産消滅リスクはなくなる。
さきほど下がったり下がったりする資産と書きましたが、その典型例が、志半ばで倒産してしまう企業です。分散投資はほぼ確実にこのリスクを回避することができます。上がる資産もあれば下がる資産もあるという状態は、株式クラスの中では、ちゃんと存在するのです。
好都合な真実3 ニーズがあれば新商品は必ずと言っていいほど出る
今の投資商品に満足いかない人も多いと思いますが、これまでの経緯を見ていると、欲しいなあと思った商品は、割と出現しているような気がします。ローコストのインデックスファンドや、もうちょっとで乖離率がゼロに近くなりそうなMSCIコクサイインデックス連動の東証ETFなどなど。
最後にもうひとつ。
好都合な真実4 長期投資を10年と考えればつらいが、50年くらい投資すればリターンはある。
財産を次世代に残すということを考えれば、必ずリターンはあると私は信じてます。
前向きに考える能力こそが、経済を発展させる力の根源であり、投資の基本ではないかと改めて思う次第です。
コメント
お爺ちゃん、お婆ちゃんはタンスをVTに替えて、孫にあげるような取り組み期待したいですね。
投稿: kubojah | 2012年5月13日 (日) 00時30分
個人的な感想ですが・・。最後の4点目は、相続税しだいという面があるかもしれませんね。
投稿: おじさん | 2012年5月13日 (日) 09時33分
みなさまコメントありがとうございます。
>kubojah 様
相続分はリスク資産でもいいような気がするんです。孫だったらかなり先ですよね。
>おじさん様
ふむふむ、そちらは、不都合な真実の方ですね(笑)。将来の税制がどうなるかわからないという(^^;)。
投稿: NightWalker | 2012年5月13日 (日) 09時54分
国家戦略室の「成長ファイナンス戦略」-日本再生へ向けた成長マネーの供給拡大策-という中間報告で
(3)若者世代のチャレンジ機会の拡大の一つ目に ■世代間資産移転促進制度(仮称)-教育資金積立- というのがあり、例えば、投資信託を活用した高等教育資金の積立・運用に係る税優遇制度を構築・・・というのがあります。孫に教育のための財産であれば、税優遇ということですね。(そのまま抜粋でスミマセン)
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120508/shiryo1.pdf
投稿: kubojah | 2012年5月13日 (日) 20時01分
kubojah様
情報ありがとうございます。
蓄財の理由をつけるのではなく、単純に高齢者の投資マル優みたいな制度の方がありがたいですよね。マル優は死語というか廃止になっちゃいましたけどね・・・(^^;)
投稿: NightWalker | 2012年5月13日 (日) 23時09分