バンガードのお話
日経新聞、いつかは経済自由人の記事です。
- 日本と大差、米投信「顧客本位」の秘密
今回の記事はバンガードさんのご紹介です。
バンガードさんの特長を整理してみると
- とにかく低信託報酬!
- 最初から今のレベルだったわけではなく、1975年に0.9%ぐらいだったのがだんだん下がって、今の0.2%代にまでなった。
- バンガードはアクティブだってあり、これまた低信託報酬。
- バンガードのファンドへの投資家がバンガード社を所有するという構造。(なので、いわゆる株主利益と低信託報酬が相反しない)
- 元祖?直販投信!(なので販売コストを圧縮できる)
などがあります。
一方、問題は、
日本では買うのに、いくつかの障壁がある
ことです。
- ネット証券などで海外ETFの形で買うことができるが、手数料が高め。海外口座の管理もけっこうめんどう。
- セゾンバンガード・グローバルバランスファンドやトヨタ・アセットバンガード海外株式ファンドは、FOFであるために割高
- マネックス証券でETFではなくファンドも買えるが、年0.6%(税込0.63%)の口座管理料を取られる。
等々、せっかくの良い商品なのに、やや残念な状況にあります。
やはり、同社の優秀なファンドを日本マーケットでノーロードかつ米国と同等の信託報酬率で販売することが望まれますね。
コメント
一応、日本の状況を擁護すると
バンガードも時間をかけて低コスト化してきた ⇒ 日本でもインデックスファンドを中心に低コスト化が数年前から始まったのでもう少し長い目で見てあげれば・・・
でしょうか。
投稿: 吊られた男 | 2012年3月21日 (水) 22時35分
吊られた男様
コメントありがとうございます。
はい、長い目で見ましょう!
やはり、投資家との二人三脚で良いファンドを育成するというのがあるべき姿と思います。
投稿: NightWalker | 2012年3月21日 (水) 22時40分
ミスリードになってしまうかもしれませんが、FOFのコストが割高なのは投資家サイドの見え方であり事実です。
一方、投信を販売するサイドから見ればインカムゲインもキャピタルゲインもインカムで収益調整金?なるものに計上出来るらしく、これが通貨選択型の分配金を産む仕組みだと説明を受けたことがあります。
販売サイドの事情はよくわかりませんが、低コスト化にむけた取り組みが可能な印象があります。
投稿: kubojah | 2012年3月22日 (木) 06時13分
こんにちは。
マネックス証券で口座管理料をとられるというのは本当でしょうか。
バンガードのETFに投資していますが、口座管理料の存在は知りませんでした。
慌ててマネックス証券のサイトで調べてみましたが、該当する内容は見つからず、日経の記事にも口座管理料の記述はありませんでしたが、どこで確認できるでしょうか?
投稿: koma | 2012年3月22日 (木) 07時27分
皆さまコメントありがとうございます。
>kubojah様
運用技術についてはよくわかっってはいないですが、まだ、余地があるのかもしれませんね。
>koma様
おおー、言葉足らずでしたm(__)m
これは、バンガードのETFではなく、ファンドのことです。マネックス証券がまだできたばかりのころ、鋭意、取り扱ってくれたんですね。
今ももちろん買えます。残念ながらセレクトファンドからも外れて、日の目を見ていませんが、スモ―ルキヤツプ インデックス、ウエルズリ―インカムフアンド、ト―タルストツクマ―ケツトインデツクスの三つがあります。
これに年0.6%(税込0.63%)の管理手数料がかかっちゃうんですよー。
投稿: NightWalker | 2012年3月22日 (木) 22時44分