長期投資に損切りというのはあるのか?
長期投資=バイ&ホールド という風に考えている人もいるかもしれませんが、私自身は、そう考えていません。
ですので、株式投資におけるいくつかの手法は、自分がやるやらないということは別にして、それなりに意味があると考えています。
たとえば、利益確定というのをシステマティックにやる方法がリバランスです。
しかし、ふと、思ったのが、いわゆる「損切り」。
これは、どうでしょう?
「損切り」というのは、長期に渡ってその銘柄の株価が下落してしまう状態が予想されたら、 早めにその銘柄を売ってしまうということです。
一方、長期投資の場合、「株価が下落して比率が下がってしまったら買い足す」というのが、原則みたいになってます。売ったりなんかはしません。
長期投資では、十分に分散された資産クラスへの投資であるなら「長期的には成長する」「倒産状態にはならない」てなことが、大前提となっています。
となると、「長期投資における損切り」ってどんな状態なんだろう。
もし、長期投資において、損切りというものが存在するというのであれば、株価が長期にわたって下がることが予測された時、株価の下落過程で当該資産クラスへの配分比率を減らしてしまうこと、でしょうかねー。
問題は、かつての日本株のような長期の下落を予想することが、大変難しいということです(^^;)。
コメント
失礼致します。
長期投資という前提で、長期投資には上昇すると信じていても、対象資産が下落トレンドで、短期的にはもっと下がりそうだと予想するなら、損切りしてキャッシュを増やすというのはあるのでしょうね。
機械的に行うか、裁量を入れるか、どちらが良い悪いはないと思いますが、そのような的確な相場感を持てるか、という点では、損切りなど簡単ではないのかと思います。
個人的には、長期トレンドでのみ売買を行う、信託報酬がほぼインデックス型に近いようなアクティブ投信などがあれば面白いかなあとも思います。。
投稿: ASK | 2012年3月12日 (月) 10時26分
失礼します。分散投資というのは、世界株式全体への(比率の基準を何に置くかという問題はありますが)しかありえないはずだと思います。その場合、人類の発展が長期的にどうなるかという事にかけているわけで、私の考えでは落ち込みはあっても20-3-年程度の期間では発展すると思っております。したがって、「損きり」ということはありえません。インデックス投資は将来は読めない・株価上昇は急に短期間のうちにやってくるという事を来翻意した考えですので、取れるリスクを計算しその範囲で買ったら跡はリバランスするだけで損きりしてはいけないものと思っております。
投稿: おじさん | 2012年3月12日 (月) 10時45分
長期投資における損切りとは、当初の見込みに反し含み損状態でマーケットから退場する場合を想定しています。世界経済は長期で見れば拡大するであろうと信じていても自分自身の余命を考えると、いつかは判断が必要な時が来ると考えています。
投稿: mto | 2012年3月12日 (月) 22時19分
皆さま、コメントありがとうございます!!
>ASK様
なるほど、アクティブファンドを組み入れるというのも、一つの考え方ですね。
>おじさん様
そうですね。「損切り」など存在しない!というのが正統派ですよね。世界経済の発展を願いましょう。
>mto様
たしかに、年齢が上がって、リスク資産の半分を減らすのは、ある種の「損切り」と言えるのかも。
あわよくば、「利益確定」で比率を下げたいものではありますけれど(^^)
投稿: NightWalker | 2012年3月12日 (月) 23時08分
下がったETFを損切りして、超下がったETFにリバランスしたことがあります!結果は・・・まだ出てません。
投稿: naya | 2012年3月13日 (火) 20時40分
naya様
コメントありがとうございます。
おお、ETFだと、損切りという感じがします。
ご武運を祈ります!
投稿: NightWalker | 2012年3月14日 (水) 00時13分