年次リターンのチェックについて、つらつら考える。
というエントリーでmtoさんから、
各資産クラスの年次リターンを運用の補助的指標として見るべきなのかな?と感じてはいますが、どう評価し、どう活かせばよいのかサッパリ解りません。
というコメントをいただきました。
少しつらつら考えてみましたので書いてみます。
まず資産配分と年次リターンの関係ですが、次の4つの場合が考えられます。
- 資産配分が目標より高く、年次リターンも高い
- 資産配分は目標より高いが、なぜだか年次リターンは低い
- 資産配分が目標より低く、年次リターンも低い
- 資産配分は目標より低いが、なぜだか年次リターンは高い
1と3のケースですが、これは、素直にリバランスですよね。
問題は、2と4のケース。
こういう状態が発生している場合は、1年前の当該資産クラスが異常な値だった、というようなケースもありますが、やはり過去の投資行動をチェックする必要があるのかもしれません。
2の場合、いわゆる高値買いをしていなかったか?
4の場合、いわゆる狼狽売りのようなことをしていなかったか?
などです。ほかにもいろいろなケースが考えられると思います。
たとえば、
2の場合、低調な相場の中で積極的に買い進めた
というようなパターンです。
なぜそういう状態になったかは、個人の投資行動で変わってしまうので自分で考えるしかありませんね。
私もたまに考えてみたりします。
コメント
私は記された4個のケースを以下のように読み替えていました。でも意味合いが違ってきますよね?(レベルの低いコメントで申し訳ありません)
1.年次リターンが高かったため資産配分が目標より高くなった
2.年次リターンは低かったのに、なぜだか資産配分は目標より高くなった
3.年次リターンが低かったため資産配分が目標より低くなった
4.年次リターンは高かったのに、なぜだか資産配分は目標より低くなった
何れにせよ、自身の投資行動を評価する指標になりますね。適切、不適切、止むを得ない等等。
ありがとうございました。
投稿: mto | 2012年2月13日 (月) 22時00分
mto様
ご参考になれば幸いですm(__)m
投稿: NightWalker | 2012年2月14日 (火) 00時35分