いよいよ毎月分配型投信の終焉の時?
さて、日経さんの報道によりますと
毎月支払われる配当金の原資を運用益に限定したり、人気の高いブラジル関連の投信などで使われるデリバティブ(金融派生商品)の利用を制限したりする
という法改正が、
3月から年末にかけて投信規制の詳細を詰め、2013年の通常国会に投資信託法の改正案を提出
というスケジュール感で進みそうだとのこと。
ここで、話題にしたいのが毎月分配型投信。
日経さんがわかりやすい表にまとめていました。
- | 株や債券などの 配当・金利収入 | 株や債券などの 値上がり益 | 投資家の 元本 |
日本 | ○ | ○ | ○ |
米国 | ○ | ○ | × |
英・仏 | ○ | × | × |
不覚にも知りませんでしたが、規制大国ニッポンが、この点では諸外国に負けていたのです(笑)
私は、個人的には「英・仏」の考え方です。
昔は、配当を出す=税金で嫌いだったのですが、今は、
- 生の証券が出している配当・金利は配当してもよいのではないか?
- 成長投資を除いた利益を配当として株主に還元する会社は実はゴーイングコンサーンな良い会社ではないか?
などと考えております。
証券税制がもし改正され、配当課税が10%から20%になれば、そういう点でも「毎月分配型投信」には打撃になるのでダブルパンチ?
まあ、多くのブロガーのご尽力により(笑)、毎月分配型投信の非合理性が多くの皆さまに知れ渡ることとなり、すでにわかっている人はやめている?
とするなら打撃はすでに限定的かもしれませんww
<追記>
毎月分配型投信といえば、rennyさん。前後して、本件に関するエントリーがありましたので追記です
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