時々みかけるインデックス投資に対する批判
いまだに時々みかけるインデックス投資に対する批判に、
「市場全体(≒インデックス投資)が売られると魅力的な株も安くなってしまう」
というのがあります。
これに対するまず第一の素朴な疑問は、
- 市場に影響を与えるほどインデックス投資は浸透していないのではないか?
ということです。
心配するのは、市場の半分以上がインデックス投資になってしまった時ではないかと思います。
また、もし、インデックス投資のおかげで、魅力的な株まで値下がりしているのだとすると、アクティブ投資家の皆さんにとっては、大チャンス。
いっぱい買っちゃえばいいのではないでしょうか?(私には、残念ながら魅力的な株の見分けがつかないのですが(^^;))
やはり、インデックス投資を批判する必要はないように思います。
インデックス投資が市場を非効率化しているというプロの投資家の批判を浴びようとも、
- 個人投資家は、プロにはかなわない
- 個人投資家にとって、コストは重要
と考える私の主力は、インデックスファンドなのです。
ただ、インデックスといっても、いろんな指標があってしかるべきで、バリュー系の指標によるファンドが増えてもいいんじゃないかなーとは、思っています。
コメント
>心配するのは、市場の半分以上がインデックス投資になってしまった時ではないかと思います。
年金運用(GPIF、KKRなど)ではインデックスが主流なので、かなりの比率に達していると思われます(詳しいデータがあったらお願いします・・)。
ただ、素人でも売買手数料を無料にしながら国内籍ETFを買って貸株(リスクはありますが)にしておけば、プロをも凌駕できるかもしれません。
例えば日経225にしておいた人は(低コストで)ベンチマークを凌駕しているし、トラッキングエラーの少なくなってきたhttp://www.morningstar.co.jp/etf/jp/kairiritsu1680.html
は狙い目かも?
プロであっても売買コストはあると思うので、私は松井証券を利用して他へ移管しています・・
投稿: 預金王 | 2012年1月16日 (月) 21時49分
預金王様
コメントありがとうございます。
http://www.gpif.go.jp/operation/highlight.html
によりますと、平成23年2Qで 総資産約109兆円のうち約11%が日本株ですから、12兆円ほど。直近の東証1部の総額が257兆円ですから、最大級の運用主であるGPIFですら市場の5%程度というところのようです。
投稿: NightWalker | 2012年1月16日 (月) 22時07分
インデックス運用だけが問題では無いようですが、実際に割安な値段で放置されたままになるという事象は起きているようです。
割安で買えるからいいじゃんって単純な問題じゃなくて、割安で仕込んだ後に値上がり益を出す必要があるのですが、そこが出来ずバリュートラップが発生しているのが問題なのです。
でも、それってアクティブ投資家が自分で乗り越える問題であってインデックス投資を批判することじゃないと思います。
投稿: m@ | 2012年1月17日 (火) 14時33分
m@様
コメントありがとうございます。
おっしゃるようにバリュートラップに陥らない割安銘柄を見つけることがあるスタイルのアクティブ投資家の腕の見せどころのはずですね。
インデックス投資のせいで市場全体がバリュートラップに陥るというのは考えづらいですし(^^;)。
投稿: NightWalker | 2012年1月17日 (火) 23時27分
インデックスに対しての 投資結果は歴然です。 債券や株式の売り買いの手数料が、目的のプロの方は 多いと思います。顧客の資産を ボロボロにしても 顧問投資法とやらを、持ち出し 投資運用の失敗は、投資家に帰し 利益が、出たら 自分たちの 手柄としますが、 運用の失敗も、自分たちの責任としない態度に、おさらばしました。 なぜ、インデックスに、勝てない投資信託を作って 割高の手数料をいただいているのですかね。 地獄に落ちたも 同然ですね
投稿: 素人大魔神 | 2012年1月22日 (日) 23時34分
素人大魔神様
コメントありがとうございます!
やはり買い手が少しでも知識を持ってもらえるようになるしかないですよね。
投稿: NightWalker | 2012年1月23日 (月) 23時30分