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2011年11月 2日 (水)

主婦年金改革

  日経さんに良記事がありました。

  電子報道部 岡田真知子さんの記事です。

 

 今回の主婦年金改革では、

 少なくとも我が家の場合、年金は減りそうだ!

 ということがわかりました。

 記事のモデルケースでは、

  • 現行制度では、夫192万円+専業主婦の妻89万円=281万円/世帯
  • 改革後は、夫146万円+専業主婦の妻135万円=281万円/世帯

 こうしてみると世帯としてもらえる額は同じです。

 なんだ、専業主婦の苦労に報いようという案なのだなあ、と専業主婦の皆さんは喜ぶかもしれません。

 しかし問題はここから。

 改革後の場合、

  • 夫が先に亡くなった場合、妻のもらえる額は28万減る。
  • 妻が先に亡くなった場合、夫のもらえる額は46万減る。

 と記事ではご指摘しています。

 するどい!

 夫婦同時に亡くなるということは、少ないと思います。

 今回の改革で得をすると言い切れるのは、60歳ぐらいで熟年離婚する専業主婦ぐらいでしょうか。夫婦円満な家庭は損するケースが多いというのがゆるせません。

 また、記事以外で個人的に気がついたことといえば、この改革案だと、夫が妻より年上の場合は、夫が年金支給開始年齢になったとき、現行制度なら192万円もらえますが、改革後は、146万円しかもらえなくなってしまうのでは????

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  このような改革案にはノーと言いたいですね。

 難しい方法論を持ち出し、さも専業主婦の味方のような顔をして年金を減らそうという考えが気に入りません。

 これだったら、単純に一律支給率を減らす案のほうがまだましです。個人的にはインフレしかないと考えています。

 岡田さんは「記者のつぶやき」というコラム形式で最後にこう書いていらっしゃいます。

受け取る年金はそのままに、専業主婦の権利を強化したように見える今回の改革案。しかし様々なケースで試算をしてみると、巧妙に年金給付を減らす意図が見えてきます。並行して厚生年金を受け取り始める年齢を引き上げる案も浮上しています。それほどまでに社会保障の財源は逼迫(ひっぱく)しているのでしょう。今年、結婚したばかりの記者も、老後の生活設計を、今のうちから話しあわなければならないと身につまされました。

 本当ですね!!!激しく同意です。

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コメント

訳わかんない細かい改正(改悪?)を繰り返さず、「カネがないんだから、どの世代もどの立場も一律に支給額を減らします」といったわかりやすい潔さが欲しいです。

選挙の票の為に、高齢者にだけ良い顔をする政治家達、勇気って物をどこかに置き忘れてきたんでしょうね。

投稿: 三匹のこぶた | 2011年11月 2日 (水) 18時51分

三匹のこぶた様
 コメントありがとうございます。
 たしかに年金に限らず、そういう傾向があるような気がします。マスコミが情けない指摘ばかりするせいかもしれません。
 復興税にしたって、1年で返す!とか、特別法案を作って日銀に復興債を買わせる!!というような骨太な対立軸を出す政治家はいませんよね。仮にいてもマスコミに取り上げられないのかもしれません。

投稿: NightWalker | 2011年11月 3日 (木) 19時57分

今回の件が、改革なのか改悪なのかはわかりません。しかしながら共通する問題は明らかです。年金問題は一言で、不公平ということです。世代間不公平が大きく問題となっており、この点は解決すべき問題ということは議論を待つまでもありません。それ以外にも職業間格差、すなわち厚生年金か共済年金かということに始まり、国民年金かそうでないか、という問題もあります。さらに、第3号被保険者かどうかという問題もあります。今回の件は、第3号被保険者問題と認識できると思います。改正案がどのようなものか詳細が分かりませんので、詳しくコメントできませんが、保険料の負担なしで年金が受給できる今の第3号被保険者は、あまりにも優遇されていると考えております。この負担と給付の問題について、世代間格差だけではないということを認識すべきと考えます。第3号被保険者の問題をそのままにして、主婦年金の分割について議論すべきではないと思います。例え、我々に年金受給総額の減少があったとしても、それはいたしかたのないことであると考えます。第3号保険料は、第2号被保険者が不足分を負担しているという事を、認識すべきです。保険料負担をしていない方々が、年金を受け取るという不合理を解決しないまま、後世の人間に負担を先送りしてもよいのでしょうか?後世に過度の負担を掛けないためにも、あらゆる世代・職業・性別等全ての日本国民で、少しずつ負担を分け合うべきです。各個々人の家庭で受給総額が減額されても、自分の子や孫、曾孫の世代に負担を先送りしないようにすることが最も大切なことであると考えるべきではないでしょうか?現役世代だけでなく、現在の年金受給者の方々にも、相当の負担をお願いすべきです。

投稿: mohta | 2011年11月 3日 (木) 20時18分

mohta様
 コメントありがとうございます。

 おっしゃるように、公平なシステムというのは、作りがたいですよねー。

 たしかに、公平というのはその時々のマジョリティがそう思うか?ということであったわけで・・・。「マジョリティー=多くの人」っていうのが、時代によって、専業主婦のいる家庭だったり、高齢者だったり・・・・。

 あと、最近、国が望んでいる(と思われる)「男も女も死ぬまで働く」という層を優遇する施策案も出てくるかもしれません(^^;)。 

投稿: NightWalker | 2011年11月 6日 (日) 10時30分

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