隠れた「お宝商品」
田村さんは、確定拠出年金のメリットとして、特に
- 掛け金は全額所得控除
- 信託報酬が激安のインデックスファンドの購入が可能
という二点を挙げられています。
特に節税については、元本確保の預貯金を使うことで、
事実上リスクゼロで節税の恩恵だけ受けられる。手数料は金融機関によって違い、年間2000~6000円程度かかるけど、節税効果に比べるとたいがいははるかに小さい。
というわけで、
節税のためだけでも使わないと損では?
というご提案です。
これだけお得なのに個人型拠出年金対象者三千数百万人のうち13万人弱しか使われていないとのことです。
あんまり、お得なので積極的に宣伝されてないのではないか?
などを指摘されています。
節税策がほかにあるような方は別ですが、確定拠出年金制度を節税策として使うという視点は重要ですね。
国は、ここにきて、増税しようとしています。
そういう意味でも節税は考えなければならない課題ですね。
・・・・とりあえず、企業にとって住みにくい税制は、製造業における雇用の海外シフトを急速に進めます。かといって円高で有利となるような国内産業が急に進行していくかどうかは不明ですし、政府の円高対策を見ていても説得力のある提案はないような・・・・(^^;)
あ、与太話になってしまいました(^^;)。
コメント
こんにちは、ひで といいます
いつも楽しく読ませてもらっています
以前、私も自分のブログで書いたのですが401kの最大のメリットは、掛け金が全額所得控除できる点だと思います
普通のサラリーマンがこのように大きく節税できる商品なんてありませんしね
デメリットは、企業年金等のない中小零細企業が401kを利用する場合、企業が間に立って、給与から掛け金を徴収して納めるため、企業の事務コスト等が発生することだと思います
事業主でも、面倒だと思い401kを活用しないとそのような企業に勤めている人は利用できません
そのような点も401kが普及しない理由の一つではないかと思います
投稿: ひで | 2011年9月21日 (水) 09時17分
ひで様
コメントありがとうございます。
記事拝読させていただきました!!
おっしゃるように401Kを利用できず歯がゆい思いをしている方も多いのかもしれませんね。
投稿: NightWalker | 2011年9月21日 (水) 14時12分
NightWalkerさん、ひでさんへ。
そうなんです。今の職場(中小)に転職したとき、よし!と思ってDCの申し込みをしたら、「うちは(旧型の)企業年金なんです・・・」と言われてしまいました。
やむなく自分でインデックス積立やってますが、DCの信託報酬にはかないませんです。自分はまだ良い方ですが、若い後輩たちは、ほんと悲惨なことになりそうで、地味に口コミで教えていますが・・・どうにかならんでしょうかね?
投稿: ogachi | 2011年9月28日 (水) 22時50分
ogachi様
コメントありがとうございます。
年金制度の複雑さが壁になってなのか、確定拠出年金制度のメリットを発揮できないケースも多いようですね。
確定拠出年金は損だと思っている人も多く、投資リテラシーの浸透を静かに待つよりほかはないというのが現状です。
投稿: NightWalker | 2011年9月28日 (水) 23時36分
この記事(ネタ)も乗り遅れましたが・・・。田村さんの記事(7月17日のほう、p3)に登場する「ブレーメン」が私(Werder Bremen)です。電話取材で個人型401Kに纏わる裏話、誤解等々、レクチャーして上げました。が、残念ながら、紙面の都合で書けなかったことが多々あるようです。その一つに”ひで”さんのような
”典型的誤解”
があるようです。給与天引きで会社に面倒、迷惑を掛けると。同じような誤解をしている人達も結構いるようで、タカちゃんさんとかいう方です(↓、コメント欄)。
http://toyop129.blog48.fc2.com/blog-entry-818.html
私は国年1号ですから関係ないんですが、会社員で国年2号の人達です。例外規定というのがあって給与天引き以外に、個人の銀行口座から引き落としもできるのです。殆ど8割くらいは、この”例外規定”の個人の銀行口座引落しを使っているようで最早、”例外”では無くなっているようです。まあ、挙げれば切りが無いんですが、もう一例だけ。これも結構重要だけれども、知らない人達が多そうなので。例えば、60歳まで払出しできない。これは企業型、個人型問わず、共通ルール。ところが使っている401Kによって、ローカル・ルールというものが存在するのです!
(1)大企業の一例
http://www.yamato-nenkin.or.jp/indexC.html
(2)中小企業の一例
http://www.sapporo-cci.or.jp/dc/nomura/
(3)個人型の一例
http://www.dpcc.co.jp/dc_p/plan.html
例えば(1)で、左サイド・バーの「企業型確定拠出年金ってなんだろう?」⇒「どんな給付があるの?」を見てください。老齢給付金(つまり年金)を選ぶのが5、10、15年の3通り。(2)の場合は5、10、15、20の4通り。(3)の場合、5、7、10、15、20の5通り。
さて、どんな場合、不利益、不都合が生じるか?たまたま、401K残高が”8年”に分けて貰うと、公的年金非課税枠に収まり税金を取られなくて済む場合、(1)~(3)、全て出来ないんですよ!例えば琉球銀行・個人型の場合は5~20年で好きな年数を選べるんです。自由度の問題が。
その他、年金として支払いを受けるとき1回につき420円取られるみたいです。ならば年1回を選択すれば420円で済む。ところが(2)の場合は、年6回に決まっていて2520円払わないといけない。それと、下手に非課税枠を超えて確定申告に行くと・・・国保・保険料が跳ね上がったなんて”事故”の発生も予想されます...orz。まだまだありますが、この辺で。
投稿: Werder Bremen | 2012年2月 2日 (木) 21時15分
Werder Bremen様
コメントありがとうございます。
なるほど個人払いも国の制度上は可能なんですね。
投稿: NightWalker | 2012年2月 3日 (金) 00時09分