毎月分配型ファンド・通貨選択型ファンドに関するご注意
普通分配金と特別分配金 という言葉の説明があります。
普通分配金とは、個別元本(受益者のファンドの購入価額)を上回る部分からの分配金です。
特別分配金とは、個別元本を下回る部分からの分配金です。分配後の受益者の個別元本は、特別分配金の額だけ減少します。
す、すみません、こんなブログを長年続けていたのに、毎月分配ファンドに目をそむけるあまり(笑)、普通分配金と特別分配金 という言葉を初めて知りました(^^;)。
しかし、何か言い足りない気が・・・?(^^;)
書いていないことも含めて、「ご注意」を 私流に整理してみます。
- 「分配金」は利息と異なりファンドを取り崩したものです。ファンド自体が 必ずしも分配金に相当する収益を毎月生み出しているわけではありませんので、ご注意ください。
- 「分配金」には収益部分も含まれますが、しっかり課税されますので、ご注意ください。
- 値下がりした時にも有無を言わさず分配し、実質売却してしまいますので、ご注意ください。
- 毎月分配ファンドの中には、信託報酬1%を超えるものがありますので、ご注意ください。
- 購入手数料がかかるものもありますので、ご注意ください。
- 値下がりした時の責任は取り兼ねますがコストはその場合もかかりますので、ご注意ください。
こんなところでしょうか。最後の方は、ほとんどすべての金融商品に当てはまりそうですけれど(^^;)
コメント
分配金には「普通分配金」と「特別分配金」があって、「普通分配金」には課税されますが「特別分配金」は非課税ですね。
。
購入した金額の一部が返還されるだけということですが購入手数料が必要なファンドだったりすると…やはり理不尽で納得いきませんね
投稿: 通りすがり | 2011年8月 3日 (水) 23時33分
いつも有意義な情報を拝見させていただいています。分配型ファンドはインデックスファンドと比較し相対的に不利なのは理解できるのですが少ないながらもインデックスファンドをバイアンドホールドしてる場合と比較し勝る部分というのを解説している文献がほとんどない気がします。最近のようにバイアンドホールドに正念場の相場が続いた場合、分配されることにより損失を軽減するケースがある気もするので、そんな数少ないケースを想定した記事を書いていただけたら参考にしたいです。
投稿: インデックス党 | 2011年8月 4日 (木) 09時48分
私も毎月分配型のファンドは、不良商品であると長く思ってきましたが、最近歳をとったので、加入者は保険会社の個人年金と比較しているのではないかという気がしてきました。
自分がぼけた時などのため、年金のように銀行口座などに毎月振込みが会ったほうが、自分も家族も扱いがしやすい。また法定後見人などには預金口座でけ操作させればよいので、着服などのトラブルが置きにくい。そういった安全性を考えるのではないでしょうか。
また、一年一回の振込みでも、銀行の普通口座にプールしておくだけならその間は金利はほぼつかないわけです。
個人年金の手数料は高いので、手数料の点でもどちらが得かは分かりません。
そういった気もしてきました。
投稿: おじさn | 2011年8月 4日 (木) 14時20分
皆様コメントありがとうございます。
>通りすがり様
たしかに特別分配金分は、コスト分、損した感じがしますね。
>インデックス党様
>分配されることにより損失を軽減するケース
下落局面では、結果的にいわゆる損切りと同じ状態になるかもしれません。
しかし、下落している場面では、買い増す方が良さそうですから、もし並行して買い増したとすると、なんだか妙な感じもします(^^;)。
>おじさん様
ありがとうファンドのライフサポートサービス のようなものが広がると嬉しいかもしれません。
投稿: NightWalker | 2011年8月 5日 (金) 22時58分