インフレの始まる日
日本の財政難は、ずいぶんと昔から指摘されていました。
私が、最初に財政破綻説を聴いたのは、国の借金が400兆円を超えた頃。ずいぶん昔です。
そのたびに、いつかは「インフレになる、インフレになる」とおどかされてきました。
そのたびに、「私の勧める金融商品を買いなさい」と言われちゃうわけなんです(^^;)。
しかし、一向にインフレになる気配がない。
まあ、デフレはデフレで、いいことでもあったわけです。
現金の価値が、ノーリスクで上がっていくわけですから。
ところで、この状態は、いったい、いつまで続くのでしょうか?
何事も永遠ということはないはずです。
国がこれだけ借金しているのにインフレにならない理由と言われているものを上げてみると・・・。
- 需給ギャップが数10兆円分あり、需要が不足している。
- 個人の膨大な金融資産がめぐりめぐって、国債に向かい、いまだ国債の買い手がいる。
- 日本の輸出産業が強いため貿易黒字が続いており、円安圧力(≒インフレ圧力)は小さい。
こんなところでしょうか?
しかし、ここにきて、変化が見えてきました。
- 東日本大震災により、一時的にせよ需給ギャップが埋まる。(生産力が低下する一方で、復興需要が増える)
- 団塊世代の完全リタイヤ時代を迎え、個人の金融資産は減っていき、国債の国内消化が難しくなる。
- 新興国の台頭による競争激化に加え、東日本大震災による生産力(=輸出力)の低下で、円安になっても必ずしも日本が儲からなくなっていく
さらには
- 原料そのものが世界的に徐々に高騰している。
日本と我々の資産を守るためにはどうすれば、良いのか真剣に考え行動する必要がありますね。
コメント
はじめまして。いつも参考にさせて頂いています。
もしよろしければ相互リンクをお願いできない
でしょうか?
こちらには貼らせて頂きました。
よろしくお願いします。
投稿: なわたろう | 2011年4月 7日 (木) 23時26分
なわたろう様
コメントありがとうございます。
相互リンクのお申し出は、専用の記事を設けてありますので、こちらから、お願いします。わかりにくくてすみません。
http://p.tl/jIHK
投稿: NightWalker | 2011年4月 9日 (土) 23時13分