CMAMとTOKのコスト差を簡単に調べてみる
CMAMシリーズは、信託報酬が安く、その他コストも低廉であることがわかってきました。
一方、現在、日本で手に入る最も安い保有コストのMSCIコクサイ連動型投資信託と言えば、海外ETFのTOK。
このコスト差というのは、一体どう響いてくるのか?
簡単なグラフを作ってみることにします。
CMAMシリーズは、
- ネット証券で購入すると、売買手数料は、買う時も売る時もゼロ
- 信託報酬は0.5%(税抜き)
一方、TOKは、
- 売買コストは比較的高い。
- 信託報酬は0.25%
ここでは、TOKの売買時コスト(為替手数料+売買手数料)を、1%(買って売るの往復で2%)として、コストがパフォーマンスに与える影響を、ごくごく単純にグラフにしてみます。
税コスト等は、無視します。
というわけで、8年目ぐらいで、差が出る模様です。
つまり、8年未満の保有であれば、CMAMの方がコスト的には有利ということになります。(あくまでも概算ベースのお話しです)
例えば、同じ中央三井のかつての主力インデックスファンドが0.8%ぐらいの信託報酬でしたが、この場合、 海外ETFの手数料率が回収できる境界線が、4年ぐらいでした。
いかにCMAMの信託報酬が、魅力的になったかがわかります。
もし、8年以内にTOKと同等の信託報酬のノーロードインデックスファンドが国内で出たりしたら(あくまで過程です)、リレーしない方がよかったということになってしまいます。
やはり取引手数料の影響は大きいです。
今回は、ETFの取引コストを1%で計算しましたが、できうる限り安くする方法論はあろうかと思います。
てなわけで、保有コストも確実にかかりますが、取引手数料も確実にかかるのです。(これは、証券会社の確実なる取り分)
そして、リターンは不確実です(^^;)。(こちらは、言うまでもなく個人責任です)
海外ETFは、やはり、外国株式の取引手数料率の低減が望まれますね。
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