日経平均の年次リターンの推移 2007-2011/1
サブプライムショック ~ リーマンショック ~ ギリシャショック ~ エジプトショックと続く(なんか忘れた気がしますが(笑))、今日この頃ですが、 日経平均の年次リターンの推移を見てみます。
サブプライムのショックのあった2007年から、見てみます。
各月末の年次リターンの推移です。 (クリックすると、大きくなります)
この間のリターンの単純平均は、-8.87%でした。 もっと長期の1950-2011/1までの月次リターンの単純平均は10.8%でしたので、リターンとしては、ダメダメの期間ではあります。
一方、年次リターンの標準偏差をこれまた単純にとってみると、この期間、21.6% 。1950-2011/1までの期間の標準偏差は、25.8%でしたので、リターンのバラツキという意味では、まあ、こんなもんなのかなあ、という期間でもあったわけです。
気合を出せば(^^;)、悪い時ばかりではなかったという風に見えてきます。こんな期間でも、年次リターンがプラス30%超の期間もあったわけです。
この期間を活かすためにすべきことはなんなのか?ということを、よく考えないといけないです。
- 投資は、いい時ばかりではないが悪い時ばかりでもない。
という過去の事実を信ずることでもあります。
また、このこととは、直接関係ありませんが、この先の日本のシナリオとして、インフレは考慮しなければいけないと、いつも考えています。
- 物価は、下がり続ける時もあるが、上がってしまうこともある。
というわけです。
問題は、
- 経済成長の結果、インフレになる
- 経済成長しないのに(あるいは経済が衰退するのに)、インフレになる
のどちらだろうか?ということです。
前者は、戦後40年ぐらいの日本がそうだったといえますが、今後の日本については後者の可能性は否定できず、安易なリフレ政策論にも注意しないといけないですね。
どうやったら、インフレになるかではなく、どうやったら経済成長するかを考えないといけないのではないでしょうか。
「経済成長していないのに、いくら借金しても円高でモノの値段が上がらない」という今のこの状況というのが、いかに素晴らしいことだったか、と思う時代が来るかもしれません。
この波を渡っていけるかどうか、まったく自信はありませんが(^^;)・・・・これからも長期投資を励みたいと思います。
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