日本国債、ダブルAマイナスに格下げ
またしても日本の国債の格付けが下がっちゃいました。
- 2002年4月15日 ダブルA ⇒ダブルAマイナスに格下げ
- 2007年4月23日 ダブルAマイナス⇒ダブルAに格上げ
- 本日 ダブルA ⇒ダブルAマイナスに格下げ
これを受けて、どこかの国のリーダーの方は、つい、
ちょっとそういうことに疎い
と言ってしまったわけです。
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・・・うっかりさんですね(笑)。
国債の価値が低下するということは、
- 長期金利が上がる⇒国債の利払いが増え、財政面でマイナス
- 債券価格が下がる⇒年金財政などにマイナス
- インフレ?円安?⇒輸出企業にはプラスだが、資源高の中のインフレは生活にマイナス?
最後の方は、いろいろな意見があると思われます。
ただ、格付けが下がったからと言って、わが国の国債保有者が、国債を売ったりはしないから大丈夫、という意見も多いようです。
また、当のスタンダード・アンド・プアーズさんやちまたの噂によると、現政権の財政再建能力が問われているようです。
駅前で、議員さんらしい方々が、やたらと演説やビラ配りをするようになった、今日この頃ですが、解散総選挙したからと言って、財政再建が正しく行われるとは限りませんし・・・。
前回は、格下げされてから復活するまでに5年かかってます。
今回は、どのくらいでしょうか?
それにしても、わが国の株価も米国のように復活してほしいものです。
何が悪いのかなあ。
こちらのほうも、ちょっと疎い、ということか・・・・。
コメント
小選挙区制及び二大政党時代になった結果として、バラマキ合戦を招いている側面がありますねえ。
常にたえず直近の選挙がこわくて、なかなか財政再建のための税制抜本改革が出来ないという状態が、小泉・安倍政権以降続いている気がします。
いつか本当に消費税を挙げるという決断をする(できる)政権が現れるのでしょうか‥。
投稿: 世界のREIT | 2011年1月27日 (木) 22時45分
世界のREIT様
次の選挙では、どっちも消費税を上げることを公約にして戦ってみてはどうでしょうか(笑)。
ある意味怖いですけど。
投稿: NightWalker | 2011年1月27日 (木) 22時50分
消費税の税率アップは将来的にやむをえないだろうとは思っていますが、ばらまきや無策の代償では納得出来ないところです。
まずは収支について詳細なデータを提示した上で必要な金額と税率、さらには国家の展望をきっちりかっちり示した上で解散総選挙が筋と言うものでしょう。
と言うか民間企業でこんなざるみたいな話で見積金額上積みしようとしたら普通に契約解除なり商談敗退なりになるけどなあ。
疎いものだらけの菅さんにはわからないんだろうけど。
投稿: TA | 2011年1月28日 (金) 08時36分
TA様
コメントありがとうございます。
歳出を減らす話はどこへ行っちゃたんでしょうねー。
投稿: NightWalker | 2011年1月28日 (金) 23時52分
サブプライム証券にAAA付けてたS&Pが日本円建て国債の格下げですか。
アメリカ自身に利益があるのか、アメリカを使ってどこかの誰かが消費税増税を目論んでるのか。
投稿: mikura | 2011年1月29日 (土) 02時53分
mikura様
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りです。
世界にはいろいろな考え方の方がいらっしゃると思うのですが、
1)外圧を利用して消費税を上げたい国内勢力
2)日本の財政破綻は困るが(自国にも影響が出てしまうため)日本の国力低下を希望する勢力
後者の場合、日本の消費税率アップは、いろんな意味で、好都合に思えますよね。
投稿: NightWalker | 2011年1月29日 (土) 14時22分