法人税減税 2010
財源不足と言われる中、法人税減税をしようという流れもあってか、ペット課税などというとんでもないものまで、編み出そうという動きが出ています。
ところで、その法人税。一体いくらぐらいの金額なのかな?
2003年度から2008年度までのデータが、国税庁にあったので、表にしてみました。
年度 | 法人所得 (兆円) |
法人税 (兆円) |
消費税 (兆円) |
2003 | 35.5 | 9.8 | 9.5 |
2004 | 40.9 | 10.7 | 9.5 |
2005 | 45.7 | 11.9 | 10.0 |
2006 | 54.3 | 13.9 | 10.0 |
2007 | 58.1 | 14.3 | 10.0 |
2008 | 37.2 | 9.5 | 9.7 |
こうしてみると、法人税収入と、消費税収入 は、同じくらいなんですね。2009から2010年度は、リーマンショックによる企業収益悪化で、法人税は減って、逆に消費税はエコポイント効果もあってか安定した収入源になっているはずです。
こう考えると、
- 不安定な法人税は減税し、消費税を増やす
というのも一つの手なんでしょうか。
消費税を1~2%ぐらい上げれば、法人税減税分くらい賄えちゃうわけです。
個人的には、法人税を減らして、その分、わけのわからない課税を編み出したり、民間資金の活性化を妨げる証券税制の増税をするとか、 個人の直接税を増やすというのは、なんだか不思議な感じがしてます。
ただ、法人税減税をしたから、経済が良くなるのか?という懸念は残ります。
- 減税した分を法人が貯め込んでしまう。
- 貯めこまないまでも正しい方向に使われない。
という問題もあるかもしれません。
法人税減税は、きちんとマーケット活性化につながる仕組みを組み込む必要があるのかな?
人口オーナス時代の中で、国内投資を増やすのは、至難の技です。
消費税増税の前に、小さな政府という気もするなあ。
以上、与太話でした(^^;)。
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