G20 2010/10
今回のG20のトピックスは次の二つでしょう。
- 通貨安競争の自粛
- 経常収支の数値目標(GDPプラスマイナス4%)
特に、「すごい理屈を考えたものだなあ―」というのが、2番目。
数字でチェックしようかなあ・・・・
・・・・と思ったら、うまい具合に、今朝の朝日新聞に、2009年の各国の状況が出てました。
- サウジアラビア(6.1%)
- 中国(6.0%)
- 韓国(5.1%)
- ドイツ(4.9%)
- ロシア(4.0%)
- 日本(2.8%)
- アルゼンチン、インドネシア(2.0%)
- EU(-0.3%)
- メキシコ(-0.6%)
- 英国(-1.1%)
- ブラジル(-1.5%)
- フランス(-1.9%)
- トルコ(-2.3%)
- 米国(-2.7%)
- カナダ、インド(-2.9%)
- イタリア(-3.2%)
- 南アフリカ(-4.0%)
- オーストラリア(-4.4%)
で、記事によると、米国は、「サウジアラビアなど資源輸出国は経常黒字が大きくなるのは避けられないので対象外」とする、姿勢だそうで(^^;)。
韓国は、2010年以降は、2%台で推移する模様です。
となると、標的は、中国とドイツになります(とのことです)
- 中国は、GDP世界第2位の国の責務として、為替をコントロールするな
- ドイツは、ユーロ危機で、自分の国だけちゃっかり儲けないで、きっちり責任を果たせ
・・・というメッセージの出し方として、(米国のご都合主義があるのは当然としても)絶妙な提案でした。
中国も、レアアースをガンガン輸出すれば、資源輸出国として認めてもらえるかもしれませんねーー。
日本の官僚の皆様も、このくらいの理屈を編み出せばいいのに。
経済が良くなれば、官僚バッシングはなくなると思いますよ。
軍事力とそれを背景とした政治圧力を交渉カードとして使えない日本には、経済第一主義しかないのです。
・・・・にもかかわらず、経済成長に水を差すようなことを考える方々も多いようです。(証券優遇税制が廃止?でもその理由が… (梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーさん)こちら)
証券税制は、増税ではなく、むしろ減税すべきではないでしょうか。特に円高対策も兼ねて、海外投資を減税すべきと思っております
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コメント
日本の官僚のみなさんだって、こんなレベルのことはとっくに考え付いてますよ。米国のように軍事力とそれを背景とした交渉カードがないから、思いつくだけで言えないのです。経済外交は軍事力と無関係という考えは甘いです。
投稿: mai | 2010年10月24日 (日) 23時39分
maiさん
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りと思います(^^)。
投稿: NightWalker | 2010年10月24日 (日) 23時46分
NightWakerさん
アメリカの本音は、まだまだ米国は経常収支が赤だからもっとドルを刷ってドル安にする権利がある、中国(や日本)は金融緩和をやめろ、ということでしょう。
それから今の首相は、「一に雇用、二に雇用、三に雇用」ですから、対内投資の減税はあっても、対外投資の減税はないような気がします。対外投資は雇用を生みませんから。
投稿: mai | 2010年10月25日 (月) 00時16分