日銀さんの考える物価の安定とは
日経さんです。
日銀は政策委員が中長期でみて「物価が安定している」と考える物価上昇率を「中長期的な物価安定の理解」として2006年から公表しており、この枠組みが「現状では最適」との認識を示した。
日銀の使命とは何か?
日銀さんのサイトに書いてありました。(こちら)
1条第1項 日本銀行は、我が国の中央銀行として、銀行券を発行するとともに、通貨及び金融の調節を行うことを目的とする。
第2条 日本銀行は、通貨及び金融の調節を行うに当たっては、物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資することをもって、その理念とする。
日本銀行の金融政策の最も重要な目的は、「物価の安定」を図ることにあります。物価の安定は、経済が安定的かつ持続的成長を遂げていく上で不可欠な基盤であり、中央銀行はこれを通じて「国民経済の健全な発展」に資するという役割を担っています。
今の日本はデフレだ、デフレだ、と騒いでいるわけですが、先の白川総裁の発言は、今の日本は、
- 中長期的に見て、物価は安定しており、経済が安定的かつ持続的成長を遂げている状態
と日銀が判断しているということなんでしょうか。
つまり、短期的にはデフレだが、中長期的には、そうではないということなのでしょうか。
正直言って、よくわかりません。
私としては、10年後くらいに、10年分を一気に取り返すがごとく、急激なインフレになることを恐れています。
仮にそうなったとしても、中長期的には、物価は安定しているということになるのでしょうか。
コメント
日銀は80年代の資産価格高騰に懲りており、90年以降デフレよりも「バブル」抑制を重視しています。日銀意とっては今のデフレより近い将来のバブルの方が心配なのです。こういう日銀の方針が変わらない限り、失われた20年は30年になり100年にもなるでしょう。そして、日本株の中長期的アンダーパフォームも続くでしょう。
投稿: dell | 2010年2月19日 (金) 21時52分
dell様
コメントありがとうございます。
失われた40年に懲りたころには、直っていることを期待したいです。(バブル崩壊を社会人として知っている世代が、日銀を定年退職したころ?(笑))
投稿: NightWalker | 2010年2月19日 (金) 22時07分