年金は、新興国に投資すべきなのか?
年金は、新興国に投資すべきなのでしょうか?
日本の企業年金や保険などの運用資金をアジアのインフラ事業に投資する枠組みが動き出す。野村証券は近く、タイの港湾プロジェクトに投資するため、数億ドル規模の基金を組成し、厚生年金基金や生命保険会社から資金を募る。政府は貿易保険で基金が事業に投資する際のリスクをカバーすることで後押しする。アジアのインフラ関連の資金需要は2020年までに約800兆円に上る。アジアの高成長を資金運用を通じて日本に取り込む試みだ。 新たに組成した基金が港湾整備に投資する。その際、基金は独立行政法人の日本貿易保険が扱う海外投資保険に入り「カントリーリスク」を回避する。投資先の政変や予期せぬ政策変更など、通常の事業リスクと異なる理由で事業が立ちゆかなくなっても、損害をカバーできる。基金は投資家に港湾使用料などの収入を配当として還元する。
世界の時価総額比を超えなければ許す
というのが私の考えです。
私なりに観点をあげておくと
- 海外のインフラ構築に日本が投資して回収(資産運用にせよ、日本企業がインフラ構築を受注するにせよ)というモデルは、昔のODAみたいな感じを受けるが、うまくいくのだろうか?
- 投資がうまくいっても行かなくても得をする企業が国民の年金(企業年金の場合、サラリーマンの給料)で儲けてよいのか?
1番目は、ともかくとして、2番目は、個人的に嫌なので、手数料の安い投資としてインデックスファンドを選んでいるというのもあります。
(以前も書きましたが)
リターンは不確実だが、コストは確実
一生、肝に銘じておきたい言葉です。
コメント
おつかれさまです。テレビでもやっていたような気がします。
僕は、、、、、年金=安全資産での運用でいいと思います。個人で扱うお金ならいくらでも言っていいと思っていますが・・・。
投稿: 矢向 | 2010年1月23日 (土) 23時10分
「高い経済成長の国への株式投資」は「低成長の国(先進国)
への株式投資」よりも高い利益、を必ずしも約束しないって、
シーゲルおじさんが言ってた。
利根川先生
「金は命より重い……!」
けど、自分のお金じゃない他人のお金は軽いんでしょうね。
年金で作ってた怪しい保養所とか、国債(借金)で作ってた
怪しい空港とか港とかダムとか、JALのお金と高い着陸料で
まかなってた採算割れの地方路線とか天下りぶらさがりとか。
某
「(他人の)金はキャンディーの包み紙より軽い……!」
その辺りの非対称性が、無責任な色々な事象の根っこに
なっている気がします。
「○○年後のことなんて俺には関係ないから知らないっ、
親方日の丸、後は野となれ山となれ!」
みたいな。
投稿: 千鳥足の投資家 | 2010年1月24日 (日) 07時13分
> 怪しい空港とか港とかダムとか
順番からいくと、
道路、ダム、空港、港(護岸施設など含む)、
ですかね。
「道路」が抜けて失礼しました。。 (誰にだ?)
投稿: 千鳥足の投資家 | 2010年1月24日 (日) 07時28分
皆さまコメントありがとうございます。
>矢向様
適切なリスクを維持してくれていると信じています。信じるしかないというか(^^;)。
>千鳥足の投資家様
税金にせよファンドにせよ他人から預かったお金の使い先というのは、難しいですよね~。
投稿: NightWalker | 2010年1月25日 (月) 01時07分