衝撃のSTAM新興国株式インデックスオープンの第1回運用報告書
1.コスト
費用の内訳 | ||
信託報酬 | 104円 | |
内訳 | (運用会社) | (47円) |
(販売会社) | (49円) | |
(受託会社) | (8円) | |
委託手数料 | 33円 | |
有取税 | 5円 | |
保管管理 | 37円 | |
費用合計 | 179円 |
なんですか~!!!!
その他コスト が多いじゃないですか~!!!
按分すると、保有コストは、0.8715%ではなく1.5%になっちゃいます。
住信さんは、良心的に運営していると思いますので、これは、 運用技術の問題ではないかと思います。
2.分配金
ゼロです。
3.ベンチマークとの乖離
△1.6%
看過できない乖離です。
銘柄要因(銘柄組み入れ比率較差の他、DR(預託証券)、ETFの組み入れによる影響)によるものが、△3.8%。これが足を引っ張っています。って、これも運用上のテクニカルな問題?よくわからないなー。
ETF?
運用報告書のP7によると、なんと!
バンガードのEMERGING MARKET ETFを組み入れている模様です!!!
えーー、なにそれ!
心配です。
追伸
グローバル株式インデックスの方は、立派な運用のようです(こちら)
コメント
いつも新鮮な情報ありがとうございます。
随分ショックを受けてらっしゃるようですが、
気休めになれば・・・。
売買委託手数料・保管費用はマザーがないゼロからの立ち上げですから、第1期は多くて当たり前です。
古い話で恐縮ですが、ステート・PRUなどの外株インデックスも第1期はすごい数字でした(それに比べりゃまだましかと)。
次に、バンガードのETFを組み入れている件ですが、これも毎日毎日500銘柄以上を細かく買い付けるよりは、一旦VWOを買い付けて相応の残高になったところで、各銘柄に振り替える方がコスト安になるはずです。
(日経225ファンドが一部先物で運用し、各銘柄を数単元以上買える額に達してから現物に振り替えるのと同じ理屈だと思います)
最後に組入銘柄要因による乖離(3.8%)は大きな問題ですが、今後の組入銘柄数を注視したいと思います。
因みにEEMは400銘柄しか組入れていないので毎年5%程度の乖離を繰り返しています(この点さすがにVWOは優秀です)
投稿: あまのじゃく | 2009年12月 5日 (土) 08時12分
VWOホルダーとしてはちょっとうれしかったり(^^)
投稿: 水瀬 ケンイチ | 2009年12月 5日 (土) 15時50分
細かいことなんですが、
> バンガードのEMERGING MARKET ETFを組み入れている模様です!!!
組み入れは当初立ち上げ時だけで、今(期末)は売却済、残ってはいないようです。
月報の資産構成比のところに「ETF等を含みます」と書いてあったので、EEMかと思っていましたが、VWOだったのですね(良心的?)。
組入銘柄も540に達してEEMを上回っていますし、今後の運用方針に「取引コストを極力抑制しつつ」とも書かれていますので、今後に期待しましょう。
(「ベンチマークとの連動を目指す」以上に配当要因でのプラスを目指して欲しいところですが、そうなったら分配するのでしょうね)
投稿: あ | 2009年12月 5日 (土) 20時12分
皆さまコメントありがとうございます。
>あまのじゃく様
なるほど、詳しい説明ありがとうございます・
ほっとしました。
>水瀬ケンイチ様
VWOは運用時の一時的なバッファとして活用されているみたいですね。しかし、運用会社も信頼するバンガードの商品は、いいですね。
>あ様
今後の資産額増大に伴い、運用コストは低下していくだろうということですね。期待したいと思います。
投稿: NightWalker | 2009年12月 5日 (土) 21時44分
あつまろです、こんにちは。
保有コストについて、考えさせられたエントリーでした。
この話題について、わたしのブログでも取り上げさせていただきました。
投稿: あつまろ | 2009年12月 9日 (水) 00時08分