投資信託のコストを整理してみる
日経新聞 投資入門面 BASIC資産運用です。
投信のコストにはいろいろな種類があると聞きました。個人投資家にとって重要なのは、どの手数料ですか?
この質問に、日経さんもお答えしているわけですけれど、基本に帰って、投資信託のコストを整理してみます。
- 信託報酬 (持っているだけでかかるコスト)
- 販売手数料 (買う時に掛かる、割と正直なコスト)
- 信託留保 (売却時にかかるコスト)
- 税金 (分配金には税金がかかります。お忘れなく)
- その他コスト(運用報告書をよく見ないと確認できないコストがあります)
日経さんは、紙面の都合上、1、2の解説でした。
コストのリファレンスとして、私も積み立て中のSTAMシリーズのコスト関連要素一覧表を示します。
これより高いファンドは、その理由を全力でお考えの上、ご判断されることをおススメします。
ファンド | 販売 手数 料 |
信託 報酬 |
信託 留保 |
直近の 分配 金 |
STAM TOPIX | 0% ~ | 0.483% | 0.05% | 0円 |
STAM 国内債券 | 0% ~ | 0.462% | 0円 | |
STAM グローバル株式 | 0% ~ | 0.777% | 0円 | |
STAM グローバル債券 | 0% ~ | 0.672% | 0円 | |
STAM グローバルREIT | 0% ~ | 0.861% | 0円 | |
STAM J-REIT | 0% ~ | 0.672% | 0円 | |
STAM 新興国株式 | 0% ~ | 0.872% | 0.3% | 0円 |
STAM 新興国債券 | 0% ~ | 0.756% | 0円 |
費用の内訳 | ||
信託報酬 | 19円 | |
内訳 | (運用会社) | (8円) |
(販売会社) | (9円) | |
(受託会社) | (2円) | |
委託手数料 | 0円 | |
有取税 | 1円 | |
保管管理 | 1円 | |
費用合計 | 21円 |
この表を見ると、信託報酬以外に、委託手数料、有取税、保管管理と言うのがかかっているのがわかります。
これらは、実際に運用してみないとわからないコストです。
いろいろなブログで、「見えないコスト」とか「隠れコスト」と呼んでいるものがこれです。
中には、この「その他コスト」が、とんでもなく高いものもあるので注意された方がよいと思います。
これを知るには、運用報告書を読まないといけません。めんどうですが読むしかありません(^^)。
また、新規設定した投資信託では、この「その他コスト」は、わかりません。
eMAXISというSTAMシリーズのライバル商品が設定されましたが、このあたりは、まだわからないのですね。(安いことを信じていますが(^^;))
コメント
申し訳ありません。
どうか教えていただきたいのですが、
この「隠れコスト」の21円というのはどこに掛かってくるのでしょうか?(%ではない??)
例えば100万円分ファンドを購入していた場合と1万円しか購入していない場合とで、このコスト(費用)は違ってくるのでしょうか?
もしよろしければご教授願います。
投稿: 初心者 | 2009年10月25日 (日) 23時41分
初心者様
長くなりそうなので、別にエントリーを立てますね。
投稿: NightWalker | 2009年10月26日 (月) 21時32分