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2009年9月26日 (土)

日米財務相会談

 日経新聞です。

藤井裕久財務相は24日午後(日本時間25日午前)、米ピッツバーグでガイトナー米財務長官と初めて会談した。藤井財務相は会談で、日本が内需拡大を中心とする経済成長を目指す考えを表明。通貨政策でも「外国為替市場で円売り・ドル買い介入を安易にしない」との方針を示した。ガイトナー長官は会談後、記者団に対して「強いドルは米国にとって非常に重要だ」と語った。

 まいったなー。

 これには、いくつか懸念事項が・・・・

  • 強いドル政策と為替市場に対する非介入は現実的には矛盾する可能性がある。(マーケットはドルが弱くなるとみている節があるため)
  • 内需を拡大するといっても、公共事業凍結の方向を打ち出す中で、短期的にどうやって雇用創出しようというのか?

 投資だけではなく、直近の生活にかかわる問題です。

 むろん、まずい政策であることが判明すれば、いずれは補正され、経済は立ち直ります。仮によい政策だったとすれば、 それはそれでよいわけで、長期投資家としてはおたおたしてもしかたありませんので・・・世界分散、ドルコストです(^^;)

 今後、通貨をどうしていくかというのは、課題であると思います。100年に一度の金融危機だという割には、通貨システム改革という領域には、いまだ踏み込んでいません。(過去には、金本位制をやめるとか、変動相場制の導入とか、プラザ合意とか、ユーロ統合とかありました)

 私自身は、東アジアの経済圏統合より、日米通貨統合の方がまだましじゃないかという気がしています。

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コメント

介入がなければ、ドルが70円あたりまでの可能性もありますね^^;
さわかみファンドは海外投資をするのだろうか?

投稿: 預金王 | 2009年9月26日 (土) 13時30分

預金王 様
 うーん、為替の動きは、わからないなあ。
 さわかみさんも同じくわからないですね。

投稿: NightWalker | 2009年9月26日 (土) 14時08分

サブプライム以降アメリカはドルを刷りまくって通貨供給量を増やしているので、ドルは下がって当然だと思っています。むしろドルが下がらない現状の方が不気味です。
>日米通貨統合
アメリカの経済破綻を救ってやる義務はないと思いますよ。
ドル崩壊にも良い面もあって、アメリカの輸出産業には競争力がつくでしょう。

投稿: えんどう | 2009年9月26日 (土) 22時57分

円高になれば、それだけ海外の資産が安く買えるということで、良いこともあるのかなと。
とりあえず日本円がある程度たまりそうな年末くらいに、一回円高があると個人的にはありがたいのですが。

ちなみに私の世界分散投資の結果は、ここ6ヶ月マイナスリターンでした。

外国株式ではプラスのリターン(円高を考慮に入れても)を挙げているものの、
外国債券は低金利ということもあり、為替の影響をもろに受ける状態で、
自分のアセット・アロケーションにおける外国債券比率の高さから、円高が直撃しました。
将来的に海外ETFを購入することを前提に、「外貨=すべて米ドル」である事も影響があるのかも知れませんが。
世界分散のため外貨比率が9割を超えると、どうしても為替は身近な問題になってきますね。

まあ、長期投資という事で、為替にしろ、株価にしろ、一喜一憂しないでおこうかなと思っています。

投稿: | 2009年9月26日 (土) 23時00分

いつも楽しく読ませていただいています。

さて、為替の個人的見解ですが、日本がデフレで米国
がインフレ基調、かつ日本は経常黒字を出しています
ので、ファンダメンタルは当面円高方向ではないかと。

更に、クルーグマンは2011年まで米国の失業率は悪いと
言っていますので、それを信じれば,米国の利上げも難
しいのでしょうね。

ちなみに、日本は2004年以降為替介入はしていないと
思いますが、おそらく介入はほとんど効果がない(セ
ンチメントにはプラスだが)からだと思います。

私も海外EFTがかなり下げていますが、ひたすら持ち続けます。

投稿: jun | 2009年9月26日 (土) 23時58分

皆さまコメントありがとうございます、
>えんどう様
 日本も刷りまくったはずなんですけどねー。

>?様
>一喜一憂しないでおこうかな
 共感いたします。

>jun様
>2011年まで米国の失業率は悪い
 そうなんですね。
 一方で、そういう我が国の雇用はどうなるか?が重大な問題です。

投稿: NightWalker | 2009年9月27日 (日) 00時10分

こんにちは、いつも勉強させていただいております。

皆さん、為替も話はされたようなので、内需に関してですが・・・。

即効性のある内需振興策は、既にうたれていると思います。エコポイント・車の買い替えの奨励金、さらに民主党が始める子育て支援金・学費の無料化、さらには相続税の増税も(行われるなら)内需振興の効果も狙っているでしょう。

長期的には、出生率を上げる制度変更と、医療・福祉・教育への個々の国民の負担軽減をすることが必要でしょうね。

そしてこれらに必要な費用を、税制の変更や中国など新興国との貿易などでどのように稼ぎ出すかが、日本経済のこれからを決定するように思います。

かなり難しい問題が横たわってはいるでしょうが・・・^^;。

投稿: おじさん | 2009年9月27日 (日) 16時38分

おじさん様

 国民一人当たりの消費量を増やすのは難しいですね。

 80年代、プラザ合意のときの円高ショックで起きたのは、国際競争力のある製造業の生産拠点の海外流出と不動産中心とした資産バブル。それに伴う過剰消費などでした。

 今回は、どうでしょう。

 国際競争力のある製造業は、生産工場だけでなく、開発も海外へ流出させる⇒雇用の減少と技術力低下などに突き進む可能性がある一方、バブる可能性のある資産はあるのか?国内の製造業の雇用が減ってしまう分を補う雇用(100万人規模です)はなんなんだろう。

 難しい感じがします。

 私は、日本の未来について、こう考えています。

 1)国際競争力を持つ企業を育成する。(富国)
 2)世界から尊敬される国になる。(有徳)

 この理念というか方向性しかないと思っています。具体的な施策としては、

 1)国内インフラの高度化による技術競争力向上
  ダム建設より、はるかに高度な技術を必要とするインフラの構築
 2)国際競争力のある企業の税制優遇等、制度の整備
 3)自主独立の精神に基づく外交政策と国際社会での責任遂行
 4)有徳の国にふさわしい教育

 などです。

 当ブログの主テーマとは外れるので、ここにつぶやいておきます(^^;)。

投稿: NightWalker | 2009年9月27日 (日) 17時14分

>日本も刷りまくったはずなんですけどねー。
日銀はデフレを長期に放置しているぐらいで、通貨供給には非常に消極的ですよ。日銀の消極姿勢のおかげで日本のGDPは下がりまくりです。

投稿: えんどう | 2009年9月27日 (日) 19時41分

えんどう様
 期待成長率の低い国の通貨が上昇するというのも不思議といえば不思議です。

投稿: NightWalker | 2009年9月29日 (火) 08時16分

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